2004年12月17日(金)

ソニーBMG、2005年初めにも米国内でコピー防止機能付きCDを販売か

実は米国ではここのところCCCDは結構増えているみたいなんだよね。CDSが失敗したことで、逆にマクロビジョン以外のコピープロテクト企業的にはビジネスチャンスが到来したとも言えるわけで。サンプル盤を中心にいろいろな実験がここ1年くらい行われていたという話は聞いていた。今回のニュースはそれがとりあえず市場に投入できるレベルまで来たってことなのかね。

日本でこそ、CCCDは10月以降かなり数が少なくなったけど、東芝EMIはまだまだ強気でリリースしている。特に洋楽はほとんどCCCDになっている。まぁ「EMIの世界戦略」ってことなのだから東芝EMIにはどうしようもないんだろうけど。

今日久しぶりにディスクユニオン行ったんだけど、J-POPの新譜コーナーはホントにCCCDが少なくなってたね。で、気分良くしてオルタナコーナー見て気になってた22-20sとTrashcan Sinatras買おうと思ったら両方ともCCCDでやんの。両方ともCDだったら絶対に買ったのにホントもったいないことしてるなぁと思ったね。Trashcan SinatrasはUS盤の限定盤がCD-EXTRAだったから注文したけど、22-20sはUK盤もCCCDだし(HMVだと価格が高いバージョンもあってそっちはCDなのかな?)このまま買わない可能性も高い。大体ユニオンみたいなレコード屋に行って洋楽アーティストの日本盤しか買えないって状況もかなりアレだよね。東芝EMIは絶対にUK盤のCDを日本のレコード屋に卸すなんてことはしないだろうし。

よく『だれが「音楽」を殺すのか?』の書評で「CCCDが廃止される状況になっている今、この本は出たタイミングが悪かった」とか「もうちょっとしたら状況がヴィヴィッドじゃなくなってる」みたいな批評があるんだけど、俺の中では全然CCCD問題は終わっていないし、むしろこれからもう一山も二山もあると思っている。事実米国では増えてるし、英国でも最近はEMIが強気になってCCCDを増やしつつあるみたい。EMIは「CCCDもやるし、音楽配信のCDバーニングもやる」っていう、何ともアホな戦略を世界的にとってるわけだけど、これは確実にLonghorn時代を見越しての戦略なんだろう。2〜3年後、この問題は確実にまた俺らの前に出てこざるを得ないだろうし(それがCCCDという形で出てくるかどうかはともかくね)、いざそうなったときに問題を考える資料として音殺は役に立つんじゃないかなとは思ってますよ。

そういう自分もこういう総括記事書いてるわけだけど、結構ネットの人達でCCCD問題に関して楽観的になってる人が多い(っていうか、単純に一時的には「買えるCD」が増えたからそういう気分もよくわかることはわかるんだけどね)のは、ちょっと違和感がある。CCCDをやめたSME、エイベックスの2社にしたってどうなるかわからない。もしかしたら今回の「失敗」を教訓にしてもっとスマートなやり方で「新しいCCCD的なもの」を導入することを考えてるかもしれない。

輸入権の問題もそうだけど、結局は自分達できちんと状況を見て彼らが変なことしないようにゆるやかにプレッシャーかけていくしかないのかな、とは思う。

| CCCD | この記事のURI | Posted at 18時02分 |

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