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雑談スレッド
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372 名前:牛丼 2004/04/04 17:39
ミュージシャンの窮状を消費者に訴えるのは、ある程度参考に構いませんが、それを持論の正当化に用いるのは筋が通らないんじゃないかなあと思ってました。

例えば、どこぞの労働組合が、消費者に向かって「我々の賃金が不当に安いのは、あなたたち消費者がわが社の製品を買わないからだ。わが社の製品を買いなさい」というのは、おかしいでしょう。

そして、ミュージシャンが飢え死にしてもいいのか、という論法もどうかと思います。例えば隣のラーメン屋が凄く美味い店だとして、しかし何らかの理由で潰れてしまったとしても、美味いラーメンが食べられないのは残念ではあるけれど、そこの店主の生活の面倒まで見る義務は消費者にはないんですよ。

言葉は悪いですが金子さんが路頭に迷おうと私の知ったことではないし、ましてやミュージシャンになりたい奴なんてのは掃いて捨てるほどいるのだから、それで音楽がなくなることもないんです。百歩譲って音楽がなくなったところで、既に私は数百枚のCDを持ってますし、それで足りなければブックオフに行けば豊富な音源が百円から揃ってますので、それで十分楽しめます。

ミュージシャンとて他の業種では消費者なわけでしょう(いや、音楽においても自分の作品以外については消費者なわけですが)。逆に消費者も他の業種では供給者(あるいは労働者)だったりするわけです。私が私の職業について惨状を訴えれば、ミュージシャンであるあなたは私に同情して私の居る業界のサービスを買ってくれるのでしょうか(そんなことをしても私の給料にはなんの影響もありませんが)。

人間という団体がないのと同じで、消費者という団体は存在しないんですよ。日本に生まれようとして日本国民になったのではないのと同じで、消費者という立場を選んで消費者になったわけではないんですよ。

企業にはトップがいますが消費者にはトップがいません。企業には担当者がいますが消費者には担当者がいません。企業には現場作業員がいますが消費者には現場作業員がいません。あなたも消費者です。そして私も労働者です。音楽だけが特別だなんて思わないでください。

私はコピーガードにあらゆる理由で反対ですが、決定権はなにもありません。仮に全てのメディアがコピーガード付きになってしまったとしても、ただ残念だと思うだけです。そして残念ですので購入を見送るだけです。残念ですが、それ以外にできることはありません。どうしても欲しい商品だったら、コピーガード付きでも買うかもしれません。でも、コピーガードを解除する装置にも金をかけるでしょう。すると、コピーガード付き商品を買うお金は、その分だけ減ることになります。

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