2005年06月30日(木)

Grokster裁判の最高裁判決要旨和訳

MGM v. Grokster P2Pソフト配布事件 合衆国最高裁判決(プログラム関連米国判決集)

プログラム関連米国判決集」を運営している井上雅夫弁理士が、Grokster裁判の最高裁判決要旨の和訳を公開。ややこしい話が多いものの、判示事項(a)で示された「著作権保護を通して創作を支援することと侵害責任を制限することにより技術的イノベーションを促進することの競い合う価値観の間の緊張関係が本件の対象である」という部分がこの問題の本質をよく言い表していると思う。

でも、著作権を保護しないことで生まれる創作支援ってのもあるわけでね。また、技術的イノベーションを促進することで成功できるクリエイターだってたくさんいるわけだ。そのあたりまで加味して議論されなきゃいけないんだろうけど、そうすると結局は「バランスをどこで取るか」っていう結論出そうで出ないお茶濁し的ありきたりな話になっちゃうんだよね。ただ、今回の判決で現在の両者の緊張関係とか、力関係とか、今後動いていく方向などが変化するような気はするね。どのタイミングで手打ちするのが、クリエイター、消費者、コンテンツ制作会社にとって一番利益が最大化するのかねぇ。

| ファイル交換ソフト | この記事のURI | Posted at 09時07分 |

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