2005年08月09日(火)
東芝EMIが新型のCCCDを市場投入へ
●東芝EMIがパソコンでの使用を考慮した音楽CDを販売に(CDJournal.com)
CCCDのイメージがあまりにも悪くなってしまったことから、「セキュアCD」と名前を変えて新型のCCCDを投入。これって伝え聞く話だと要するに単なるマクロビジョンの「CDS-300」らしいんだよね(しかし、海外ではEMIはXCP形式のCCCDを導入しており、その流れで考えればXCPと考えるのが普通だ)。 →結局CDS-300で確定みたいです。CDSの契約期間かなんかでも残ってたのかねぇ。
CDS-300とXCPについてはこのあたりを参考に。
●Increase CD and Online Sales(Macrovision)
●Macrovision、コピーコントロールCD技術「CDS-300」を発表(AV Watch)
●Microsoft、CCCD作成用「Windows Media Data Session Toolkit」
−WMAをセカンドセッションに収録(AV Watch)
●音楽CDに違法コピー防止新技術「CDS-300」登場 - 自分のPCにのみコピー可能(MYCOM PC WEB)
●マクロビジョン、CDのコピー防止機能をより柔軟に(CNET Japan)
●音楽CD コピー防止の技(YOMIURI ON-LINE)
●iPod非対応のコピープロテクトCD、売れ行き好調(ITmedia)
●ソニーBMGとEMI、コピー防止付きCDの米国販売開始(ITmediaニュース:ソニーBMGとEMI、コピー防止付きCDの米国販売開始)
●Foo Fighters の CCCD はアメリカでどう捉えられているのか?(いかんともしがたい)
●Sony BMGが新しいコピー防止技術を密かに市場テスト中(what's my scene? ver.6.1)
CDS-300、XCPどちらの技術も要するにリッピングはコピー防止技術で防止しつつ、セカンドセッションCDクオリティのWMA音源と暗号解読用の鍵を入れておき、ネット認証なしでそれをPC上で再生できるようにする技術。イメージとしては「レーベルゲートCD2」に近い。
しかし、CDS-300自体は2003年に開発された技術で一番下の読売新聞の記事を読む限り、マクロビジョンの日本法人社長が出てきて「7月にはレコード会社への技術供与始める」とか言ってるんだよね(正しくは地の文だけど、新聞記事の作り方からいって、これは社長が言ったコメントを記者が地の文にしているだけだろう)。しかし、現実的に2003年7月には日本ではCDS-300のCCCDはリリースされなかったわけで。なぜ2年後の今CDS-300のCDを投入するのかという疑問はある。ま、「CD-Rに自由にコピーできるiTMSに楽曲を提供しろ」ということと「CCCDは継続して販売しろ」というのはどちらも親会社であるEMIの意向らしく、一見矛盾するこれらの方針について東芝EMIに聞いてみても歯切れの悪い答えしか返ってこないから、彼らもかわいそうだなーとは思うけど、iTMSがこれだけの盛り上がりを見せている中なぜ今新CCCDかって話だよね。いくら親会社の意向とはいえねぇ。ホントアジア人なめられまくってるな。あー、そういえば最近2ちゃんねるのCCCD関連スレッドでやたらCCCDを肯定する書き込みが目立っているのはこのこと無関係じゃなかったりするのかしらん?
しかし腹が立つのはCDS-300であろうがXCPであろうが、あくまでCCCDであることは変わらないわけで(何せCCCD技術の代表格であったCDS-200の後継規格なんだからこれをCCCDと呼ばずして何をCCCDと呼ぶのかという感じではある)、これを「セキュアCD」と呼ばせて、RIAJが作った例のマークを付けないっていう東芝EMIの方針は明らかにおかしい。RIAJが作ったCCCDマークに関するFAQ記事を読めばきちんと
Q4:このマークの使用は、特定のコピーコントロール技術に限定されますか?
限定しません。このマークは、何らかのコピーコントロール技術を採用したCDに用いるもので、特定の技術を対象としたものではありません。
と書かれているからだ。これって不当表示じゃねーの? 大体CCCDに対して市場でネガティブなイメージが付いているから、名前を変えて再デビューって、やることがセコ過ぎやしないかい? わざわざマークまで作って混乱を避けようとしたRIAJはいい面の皮だな。
CDジャーナルの記事は恐らく販売店向けに東芝EMIから届いたリリースを基にしているんだろう。具体的なコピー可能媒体が明記されてるしね。この中で気になるのは以下の部分。
●PCによるCD-Rへのコピー:
専用ソフトによるディスク一括コピーと、Windows Media Playerによる曲毎のコピーがディスクに設定されている回数だけ可能。
これはCDS-300の1つの機能であるDRM付きCD-Rライティング機能を基にしているんだろうが、要するにこれは「CCCD形式のCD-R書き込みができる」機能ということだ。CD-Rに焼いたものからの孫コピーを防ぐ仕組みってことらしい。が、やはり気になるのはレッドブックに対してどれだけの影響があるのかということ。マクロビジョンはレッドブック準拠に限りなく近いみたいなこと言ってるけど、実際問題としてそれがどうなのかというのは技術がブラックボックスである以上分からない。DRM付きのCD-Rを焼いて、それがどれだけ「まともなCD」になるのかは不明だ。
ちなみにこのCDジャーナルの記事では「iPodには対応しない」と書かれているけど、マクロビジョン自体は2004年第4四半期にFairplay対応のCDS-300を出す(⇒翻訳)って方針を打ち出していた。この話はどうなったんだろうね?(まぁアップルの協力が得られなくて頓挫しているって可能性もあるけど)
いずれにせよ、レーベルゲートCD2 全撤退の記事で「東芝EMIは相変わらずCCCDばっか出してるし、全然まだ「終わった」問題なんかじゃないよ。むしろこれからまだ一山も二山もあると思う」と書いた危惧がこんなに早い形で具現化することになるとはねぇ。もうちょっとiTMS成功で浮かれさせてくれて欲しかったね。ホント糞ばっかだな。あー気分悪っ!!
CDS-300って情報は現物見てないので完全に裏が取れてるわけではない(噂レベルできいたものなので)ので、もしかしたらこちらやこちらで書かれているようにXCP使ってる可能性はあるかも。きちんと調べて分かり次第報告します。
| CCCD | この記事のURI | Posted at 15時41分 |
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