2005年08月18日(木)
iTunes Music Storeで「50円」のアルバムが大量放出?
サービス開始当初は1円で買える曲があったり、かなりデータベースにトラブルを抱えていたiTMSですが、なぜか今「50円」で購入できるアルバムが結構出てきてるみたいです。
代表的なのは以下の作品あたり
●COMPLEX / COMPLEX BEST
「Be My Baby」ヤバス! ブックオフより安いなーこれ。
●大黒摩季 / COPY BAND GENERATION, Vol. 1
大黒摩季のカバー盤。
●忌野清志郎 / レザー・シャープ
●忌野清志郎 / Good Bye Emi
清志郎の2作品だけがなぜか50円に。Good Bye Emiが50円ってのはなんか皮肉というか象徴的というか……。
●RCサクセション / Beat Pops
●RCサクセション / Feel So Bad
●RCサクセション / Marvy
●RCサクセション / OK
●RCサクセション / コブラの悩み
●RCサクセション / ティアーズ オブ クラウン
●RCサクセション / 楽しい夕べに
●RCサクセション / 初期のRCサクセション
清志郎のみならずRCのアルバムが50円で大量放出。うわーこれはすごすぎる。
●高野 寛 / Exta Edition
●高野 寛 / Rain or Shine
●高野 寛 / Ring
●高野 寛 / Timeless Piece - Best of Hiroshi Takano
●高野 寛 / Th@nks
●高野 寛 / Sorrow and Smile
●高野 寛 / I (ai)
●高野 寛 / Awakening
高野寛はほとんどのアルバムが50円に。
ほかにもこのあたりが
●EPO / カウイ -唄の谷-
●上妻宏光 / Classics - EP
●諫山実生 / 恋愛組曲~One and Only Story~
●山口富士夫 / Atmosphere U
●ムーンライダース / 最後の晩餐
●ポケットビスケッツ / カラフル
●ハイポジ / Com'on Summer
●ザ・ゴールデン・カップス / ザ・ゴールデン・カップス・アルバム 第2集
●ザ・ゴールデン・カップス / ゴールデン・カップス・スーパー・ライヴセッション (横浜ゼン)
本当に50円なのか、クレジットカードだと決済確定されるまでわからないのでギフトで1000円分の購入権買って新規アカウントで試してみたら、マジで50円でアルバムを丸ごとダウンロードできちゃった。ただし、順次対応しているようで上記リストの中で既に購入できないアルバムも出てきているようだ。出社して騒ぎになって昼前には対応完了とかそんな感じだろうか。
いろいろと50円アルバムを探して共通の条件を見つけた。全部東芝EMIで、リリース日が「2004/4/1」なんだよね。これって確か東芝EMIがdu-ubやめて、Moraに参入した日付だったような気がする。Moraに参入するときに大量に用意した旧譜のデータをiTMSに流用しようとしたときに、何らかの登録ミスを起こしてこういうことが起きたんじゃないかと推測してみる。2ちゃんねるとか見てるとどうやら今日登録された曲が全部こうなってるみたいね。普通の通販サイトと違って音楽配信は「物がなくて売り切れ」っていう現象が存在しないから、際限なく買われて損害が大変なことになるっていうリスクがある。これは結構バカにできない話。1人200曲くらい買って、それが1000人いるだけで20万曲! 損害が1450円としても3億円くらいの赤字になるのでは……。←計算間違えた。1人20アルバム買ったとして20×1450円(本来の価格である1500円−50円)=2万9000円 これが1000人いたら2900万円。1万人いたら2億9000万円か。
1クリックで買えるiTMSのインターフェースなんだからそのあたりの「リスク」は余計意識しておかなきゃいけないだろうに。
リスクマネジメントって意味では結局配信担当のマンパワーを増やして、チェック機構をきちんと働かせるしかないんだろう。結局、レコード会社の組織マネジメントの問題だよ。配信部署の冷遇が招いたある意味必然とも言える結果なんじゃないかな。この事件を機にレコード会社のトップが配信部署をいろいろな意味できちんとテコ入れしないと、定期的にこういう問題は起きるような気もする。
(追記)8:40
ほとんどのアルバムで対応(買えないようにする)は終わったみたい(でも、まだ中には買えるものもあるようだ)。アルバムチャートを見ても今の時点でCOMPLEX BESTが8位くらいだから、そこまで被害は大きくなかったのかな。
(さらに追記)
登録トラブルはまだ続いているみたいで、50円アルバム今日も結構登録されている模様。さすがにそれを探すのはアレなのでみなさん勝手に探してみてください。さてこの問題どうやって収拾させるのやら。コピーされたところで、一応5台までの制限はあるし、被害という意味では大したことないのかもしれないけど、「やっちゃった」人が誰なのかは気になるところだよね。どこがやったのか、そして著作権者にはどういう対処をするのか。
なんか漏れ聞こえてくる話を総合すると、日本の東芝EMIがエンコードした音源を米アップルに渡して、それを米アップルがiTMSのサーバーの載せるって話だから、アップルに渡すデータが間違ってたか、それとも東芝EMIが渡したデータは正しかったのにアップルがミスして登録したのかどっちかだよね。後者だった場合、上で書いた「マンパワー」の問題意識ってのはまったく的外れな指摘になるような気もするけど、でもiTMSみたいにこれまでとはまったく規模の違う配信サービスが主流になっていくことでこういう問題はいずれ起きるような気もする。
| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 06時03分 |
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