2005年10月15日(土)

アップルの新iPod&動画販売サービスについての解説記事を書きました

「ビデオiPod」のもたらす衝撃(NIKKEI NET:IT-PLUS)

実際に触ってみましたが、多分新しいiPodは買うと思います。液晶大きくなって表示面積大きくなってるのはいいですね。

コラムで書いてないことをフォローしておくと

・外で動画を見るという習慣は定着するか?
昔からこの疑問ってのは常にあるけど、これは人次第じゃないかな、というのが正直なところ。ただ、移動する手段が日本人の場合都市圏では圧倒的に電車になるので、若干その意味では有利なのかもとは思う。オタの人向けに画質にこだわらず毎日更新されるようなオタビデオPodcastingとか、専門的な内容のビデオPodcastingとかが充実してくるといいかもね。いずれにせよ、あくまでiPodのメイン機能は音楽プレーヤーであり、動画機能は「便利な付加機能」に過ぎない。このあたりは現実的な進化をしてると思う。

・PV販売の映像クリエイターの権利
PVの制作は今はホントにケースバイケースで、もちろんきちんと契約書を交わして映像クリエイターに収入がいったり、出演するアーティストのパブリシティー権が確立してるような例もある。特にこの部分に自覚的なのはやはりSMEで、数年前からPV制作時にこのあたりの契約をきちんと盛り込むようにしているらしい(同社内で今は「PV」という呼び方はせず、社員に「ミュージッククリップ」と呼べ、という指令が出ているのだとか)。現在の状況と5年前の状況はまったく違うし、もちろん、日本と欧米でも状況は違うので、そのあたりは考慮していただけると、という感じ。ミュージックビデオは今のところ洋楽しかないが、いずれ日本のアーティストのものも配信するだろう。方針としては全世界20カ国でやるらしいし。ただ、インディーズ向けにも積極的にアナウンスしていたiTMS(音楽)と異なり、ミュージックビデオの方はアップルの方からまだ積極的に話を持ちかけているということはないみたい。メジャーと調整している段階なんじゃないかな。自前でミュージックビデオ販売サービスをやっているSMEやエイベックスは、簡単に「はいはいおたくのインフラに乗りますよ」って訳にはいかないだろうしね。SMEは日本の中でもっとも自覚的にミュージックビデオを販売している会社だけど、iTMSそのものとの相性が悪すぎるからなぁ。ここでも最後まで「抵抗勢力」になりそうね。

・ドラマや映画の配信
日本の場合、ライブドアショックを経て民放各社がネット配信をするみたいな流れになっているが、今回のiTMSにすぐ飛びつくというところは少ないんじゃないだろうか。このあたりのビジネスを本格化させるにはもうちょっと配信する画質を上げた方がいいと思うんだけど、見逃したドラマの筋さえ終えればいいって人はそんなに画質にこだわるわけじゃないだろうし、実際の消費者の感覚がどうなるのかはちょっと今の段階では読めないかな。アップルは公的には絶対サポートしないだろうけど、PSPがアダルトで密かに盛り上がっているように、アダルトビデオPodcastingとかは可能性あるかもね。

| 携帯型プレーヤー | この記事のURI | Posted at 10時13分 |

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