2006年12月22日(金)

烏賀陽さんのサイトに■お詫びと訂正■が

愛・蔵太さんのところで指摘されていた問題ですが、烏賀陽さんのサイトに「お詫びと訂正」がアップロードされました。

■お詫びと訂正■(UGAYA Journal.)

僕自身もこの問題を広めるのに大きく関わっていると思いますので、このことについての状況説明をいたします。

・烏賀陽さんからメールが届いたのは17日(日)の午前6時41分でした。

・その時点で書かれている内容に大きな衝撃を受けました。また、メールだけではにわかに信じられない内容だったので(本来なら烏賀陽さんに電話をかけて確認すれば良かったのですが、早朝で迷惑かもしれないと思い)、事の真偽を尋ねるメールと、事実なら応援する旨を伝えるメールを送信しました。

・メールは午前11時38分に返信が返ってきました。ただし、この時点で僕は睡眠していた(メール送信後、朝方に寝ました)ので起きたのは夕方です。

・僕個人としてはこの時点でいろいろな選択があったと思います。週明けになってオリコン側に電話で尋ねてみて事実関係を確認し、訴えられた記事で書かれている内容の簡単な裏取りをして論点を整理し、冷静なエントリを月曜日以降に上げるという選択もあったでしょう。また、そのときに「どのような内容であれ、チェーンメールを勧めるような知らせ方は良くない。きちんとugaya.comにアップしてそこにリンクして騒いでもらう方がいいでしょう」と烏賀陽さんにアドバイスするという手もあったと思います。

・なぜ、それをしなかったかといえば、今になって思えば僕も烏賀陽さんと同様に動転していた部分があるんだと思います。同じような立場で原稿を書き、取材活動をし、各種のメディアに「コメント」をしている僕にはそれぐらいインパクトの大きい内容だったし、はっきり言って「他人事」ではありませんでした。また、烏賀陽さんが今非常に差し迫った状態に置かれているということも容易に想像できました。

・僕自身がチェーンメール化を勧める情報を転載することにためらいがなかったわけではないですが、僕がアップする以前に武田徹さんの掲示板など、一部ネットにはこの内容が転載され始めていました。すでに情報流通が始まっているのならば、むしろこうした情報は拡散するより、ある程度アクセスが集まる場所で集約された方が良いだろうと思った部分もあります。そこで自分のサイトにエントリとして起こしました。

・ただ、僕はあの時点で「内容の信憑性」に関してはリスクを背負って配信したつもりです。僕は基本的に烏賀陽弘道というジャーナリスト、そして「Jポップとは何か」に代表される彼の仕事を尊敬してますし、まったく根も葉もない妄想を垂れ流す人ではないと確信していたからです。簡単にいえば人間として信用していたし、だからこそオリコンのやったことに対して(内容の是非はこれから検証するとして)僕は彼を支援しようと思います。

・その後、オリコン側からも早い段階でコメントが出て、訴えるのにはオリコンなりの理由があるということもわかりました。実際問題として、サイゾーに掲載されたあの記事の質は僕は非常に低いと思っています。ただ、なぜああいう形になって烏賀陽さんが訴えられたか、ということはきちんと検証して明らかにしようと思います。

・いずれにせよ、僕が情報が不確定な状態で扇情的なエントリを書いて、煽ったのは事実です。結果的に不確定な情報を蔓延させ、この問題に関する情報を錯綜させた責任は僕にも大いにあるでしょう。その点は謝罪いたします。申し訳ありませんでした。

・ただ、企業が「雑誌記事にコメントした人」に対して反証や議論をすることなく、5000万円という高額の訴訟を起こして言論を封じ込めようとする、ということについては今でも大問題だと思っています。特にJ-CASTニュースによるIR担当の「賠償金が欲しいというのではなく、これ以上の事実誤認の情報が流れないように(多額の賠償金を課すことで)抑制力を発揮させたい」というコメント、そしてオリコン社長小池恒氏名義で出されたリリース内の「我々の真意はお金ではありません。個人攻撃でもありません。上記のとおり、烏賀陽氏に「明らかな事実誤認に基づく誹謗中傷」があったことを認めてもらい、その部分についてのみ謝罪をして頂きたいだけです。その際には、提訴をすぐに取り下げます」という2つのコメントは、資本力を背景にして自分たちに対する不利益な言動を行う個人に対して、訴状以前にまず行うべき、当事者間による内容の事実確認プロセスを省いて恫喝する意図をもって訴訟を起こしたということを公的に認めたと解釈できるもの(少なくとも僕はそう解釈しました)であり、メディアの場に身を置いている者として承伏できる内容ではありません。ですから、あのエントリで書かれていること、タイトルなどを変更するつもりはありません。これらのコメント、前者の方は本当にこんなコメントを裁判前にIRが出すのか、という疑念もあるのですが、後者、つまり社長名義のコメントとニュアンスを比較したときにほぼ同じことを言っているわけですから、それを鑑みれば「信憑性」はある(取材に対してIRがあのようなコメントをした可能性が高い)と言えるのではないでしょうか。

・こういう形で首をつっこんでしまった以上、僕もこの問題に対してきちんとコミットしていく責任があると思っています。訴えられた事実誤認の2点の検証と、なぜこのような訴訟問題に発展したのか、ということは烏賀陽さんとは離れたところで独自に取材をして、逐次本サイトにアップロードしていこうと思っています。

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 02時15分 |

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