2007年07月24日(火)

プリンスはなぜ新作CDを「新聞のおまけ」として配布したのか

アルバムを無料配布したPrinceの戦略(1)(WIRED VISION)
アルバムを無料配布したPrinceの戦略(2)(WIRED VISION)
プリンス、発売前のCDを新聞付録に 音楽小売業界「侮辱だ」(FujiSankei Business i.)
プリンスが新譜を新聞付録に 英音楽業界は猛反発(CNN.co.jp)
音楽業界に波紋!プリンスの新アルバムが英新聞の付録に(eiga.com)
プリンス ニューアルバムを無料配布(AFPBB News)
プリンスがUKでニューアルバムを無料配布! Sony/BMGは正規発売を中止に。(notrax)
プリンスの新作、オマケだけどチャート入りを申請(BARKS)
プリンスの新作、新聞のオマケにつくことで波紋(BARKS)
殿下ご乱心?Prince(プリンス)、新作『PLANET EARTH』を新聞付録で無料配布(doops!)

さてすっかりブログの書き方を忘れた俺ですが、リハビリもかねてこのあたりの話題から行きましょう。プリンスが今度発売するニューアルバム『Planet Earth』(日本だと今日発売ですね)を英国の人気新聞「Daily Mail」の日曜版「Mail on Sunday」紙の7月15売り号の付録として配布したという話。

↓これが前日に英国で放送されたCM映像。



「おーかっこいいなーこの曲!」と思った人はVerizon Wirelessがオフィシャルに提供しているYouTubeのPV映像をどうぞ。といっても、フルレングスではなく1分強の映像になってる↓


「んーフルでこの楽曲だけじゃなくて、アルバム全曲聴いてみたい!」と思った人は下記サイトにアクセスしましょう。

First Spin : Prince(MuchMusic.com)

こっちはアルバム全曲が聴けます。こっちはほとんどの曲がフル試聴できてフルじゃなかったりするものも1曲2分くらいは聴けるのでアルバムの内容は十分判断できますね。いやーネットの試聴は全部こういう形式にすりゃいいんだよな。レコード会社の公式サイトに置かれているWMAファイルへのリンクしか試聴を認めないとかそんなのを2007年にやってること自体が時代錯誤も甚だしいという。

全曲試聴して「こりゃ素晴らしい! もう買うしか!」となった人はAmazon様でご購入可能です。

Planet EarthPlanet Earth
Prince


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US盤は2500円もする日本盤と比べてお得感が高いですね……という感じで何という自然な流れのバイラルマーケティング! SMEさんギャラは10万はてなポイントもしくは1万はてなスターでお願いしますね! いやーこれで俺もアジャ何とかネットにもアルファブロガーとして参加できるな(よく知らないんだけど、アムウェイみたいなもの? 違うよ、全然違うよ)。

とまぁ寒い冗談はさておき、日本盤は今日発売なんだけど、Amazonだとすぐ買えないしジャケット画像すらない有様。この騒動で日本のSMEJが売る気なくしちゃったのかねぇ。あ、僕はさっくりUS盤買いました。

相変わらず長い前置きの音ハメのエントリですが(いや、書いててまさにこれが音ハメだと思った!)ここからが本題。なぜプリンスはこんなことをしでかしたのか。

と、その前に多分あれだけ参考リンク最初に貼ってもきちんとリンク先に飛んで読む人はほとんどいないだろうから、一応あらかたの事実関係を解説しておこう。

ポイントを箇条書きにすると

●「Mail on Sunday」の価格は1.4ポンド(約350円)。7/15号はこの価格で『Planet Earth』が付いた。

●プリンスはこのアルバムの発売に合わせて英国ロンドンの「O2 Arena(以前Millenium Domeと呼ばれていた場所ね)」で8月と9月にライブ公演を行う。この公演チケット購入者にも『Planet Earth』は無料配布された。

●当のプリンスはこの行動に対して「これは直接的なマーケティングであり、これを行うことでたくさんの騒動を抱えている現在のレコード会社の投機的なビジネスに付き合う必要がなくなる」とコメント。彼の代理人も「プリンスは彼の音楽を聴きたいを望んでいる多くのファンに直接それを届けたいだけだ」という声明を発表している。

●「Mail on Sunday」の現在の発行部数は227万部。この号に関しては英国の大手CDチェーンHMVも特別に販売することを決定。発売後全国で300万部(300万枚)が流通したと見られている。

●英国では日本と同じで新聞がネットに食われてて部数がここ数年低迷してきている。こうした状況の打開策として以前のヒット曲を集めたCDや旧作の映画のDVDを新聞の付録として付けて販売する手法が盛んになっているそうだ。

●今回のプリンスの付録は『Planet Earth』に加えて、「パープル・レイン」「Kiss」「サイン・オブ・ザ・タイムズ」「ラズベリー・ベレット」といったプリンスの過去のヒット曲も含まれる、ベスト盤的要素もあるそうだ。

●英ガーディアン紙の報道によれば、Mail on Sundayは今回のCD配布にあたり、プリンス側にCD制作費、プレス、広告ライセンス料を払ったとされており、その総額は25万ポンド(約6200万円)とのことだ。ただ、CD制作費が「原盤制作費」なのかは不明。

●プリンスの行動に対してCD発売元のSony BMGと英国の小売店は大反発。イギリスのSony BMGは『Planet Earth』の発売中止を決定。英国の小売業者協会であるERA(The Entertainment Retailers Association)のポール・クワーク会長は「これまでプリンスのキャリアを支えてきたすべてのレコードショップに対する侮辱」とコメントし、以前プリンスが名乗っていたアーティスト名「The Artist formerly known as Pince(かつてプリンスとして知られたアーティスト)」になぞらえて「こんなことをしていたらプリンスは『Artist formerly available in record store(かつてレコード店で売られていたアーティスト)』になってしまうだろう」と皮肉を込めたコメントを発表している。

まぁこんな感じ。今までのレコード(CD)販売ビジネスの手法からしたら常識破りとも言える今回のプリンスの行動であるが、プリンスがインターネット黎明期から、ネットに対してどのようにコミットしてきたかを知っている人なら、あんま驚くことではない。「MP3」のフォーマットが普及してきた97年〜98年くらいにトッド・ラングレンやピーター・ガブリエルが「これからはレコード会社を通さず、アーティストが直販する」という感じでMP3の販売を実験的に行っていたが、プリンスもその可能性を模索していた一人である。

また、1999年にNapsterが登場してレコード会社やメタリカなど、多くのアーティストがNapsterを非難していたとき、早くからNapsterを好意的に評価していたのも他ならぬプリンスだ。

そして明確にレコード会社の在り方に「No!」を突きつけたのは2002年のこと。当時運営していたプリンスの公式サイト「NPG MUSIC CLUB」に「A Nation of Thieves?」という論文を掲載したのだ(現在は消去されている)。

この論文、実に刺激的な内容で読んだときに「すげー!」と思った俺はNPG MUSIC CLUBに「プリンス閣下のA Nation of Thieves?という論文が素晴らしいので、俺のサイトに翻訳したものを転載していい?」というメールを送った。そしたらすぐに「好きにやっていいよ」という返事が来たので、翻訳したものを音ハメ上に転載したんだけど、実はこれ、翻訳業者に3万円くらい払って作ったものなんだよね。翻訳した人があんま音楽業界に詳しくなかったっぽいことと、プリンス独特の言い回しが訳すの難しかったらしく、「翻訳の質が悪いよ!」と、いろいろなところから文句を言われるハメに……(このときyomoyomoと知り合いだったらまた違ったかもねぇ)。どうしようか困ってたらairheadさんという方が、もっと正確な訳で訳し直してくれてありがたい、あー自分のサイトの翻訳も差し替えようと思いつつ、忙しさにかまけて放っておいて数年……という。しかし、まさに今このタイミングこそ、2002年のプリンスの論文がウェブ上できちんと読めることに意味があると思うので、それは別エントリとして起こすので、ぜひこの論文は論文で読んでいただきたいと思う。

長い論文なので、キーポイントとなる部分を抜粋すると

この争いをもっとも強く感じ取れる分野の一つは、いうまでもなくオンラインの世界――いまだ幼年期にありながらもここ10年での爆発的成長はすべての人に衝撃を与えた、無秩序に広がりつつある無政府的コミュニティ――だろう。そして、大きな物議を醸している「ピアツーピア」ファイル共有問題とそこから派生するデジタル諸問題以上に、政府、大企業、個人の権利、この3つの間の争いを典型的に示すものはないだろう。

P2Pが音楽製作に実質的な不利益をもたらすということについてレコード業界は、数多くの反論もむなしくアーティストの努力という意味でも商業活動という意味でさえも証明できていない、ということは確実にいえる。たとえば、音楽CDの売上げはNapsterが最高潮にあったころ実際に増加し、Napsterが突然閉鎖された後に減少した、ということは記憶に留めておくといいだろう。

大いに尊敬を集めている多くのアーティストが企業の拝金主義に反対するインターネットユーザー側の立場を取り、新たな道を切り開く目的で実際にインターネットを活用している、ということだ。それによって彼らは捕らわれの身でない合法的なオーディエンス、つまり真の音楽愛好家に向かって彼らの音楽を配布し、手を差し伸べるようとしている。もちろんこれは、ファイル共有のあらゆる形態が等しく無害だ、ということを意味しない。人々がインターネットをラジオの代用品、すなわち未知の音楽を発見する手段として使うのなら、アーティストの作品をプロモートすることに役立つ可能性があるのは間違いないだろう。

曲をインターネットからダウンロードし、その複製CD-Rを作成して、校庭で5ドルで売りさばく幼い中学生がいるというなら、それはオリジナルCDの売上に損害を与えるし、アーティストに対して失礼というものだ――レコード業界にいるすべての重役や中間業者が取り分を取ったあとでアーティストが実際に受け取るCD実売価格の一部がいかに小さいか、そういったことを抜きにすればの話だが。

業界は一貫して、多くのアーティストから彼らのもっとも基本的な権利を奪うことができるように奮闘してきた。業界は、ポピュラー・アーティストがアルバムを何百万も売ろうとも破産するような状況を許していた。業界はアルバム売上げからのアーティストの取り分を、売上げによる実際の利益のばかばかしく小さい割合に抑えてきた。業界は一貫して、真の音楽芸術性を犠牲にして商業的音楽製品を推し進めてきた。

デジタルテクノロジーおよびP2Pファイル共有の台頭は、人々が持っている芸術やアーティストへの本質的な敬意とはほとんど関係がない。それは実に、本物の芸術やアーティストへの敬意を犠牲にしてより商業的で高利益の製品を一貫して推し進めてきた、巨大産業コングロマリットのシニカルな態度に関係するものなのだ。

実際の芸術作品は、このとてつもなく利益最優先の業界の亀裂から今もなんとか染み出てきてはいるが、そのことは、これまで業界を突き動かしてきて今なお突き動かし、これまで以上のものとなっている基本的公式に何ら影響を及ぼさない。すなわち、芸術=金、アーティスト=金儲けの種、芸術愛好家=消費者という公式だ。

芸術形態の一つとして業界に評価されている音楽がいかに少ないか、その簡単な例を挙げよう。過去録音されて現在入手できる音楽は20%ほどでしかないと見積もられている――そしてその20%のうち、音楽愛好家が実際に容易に入手できる割合はどれほどになるだろう?

こんな感じ。もう何だろう、いちいちもっともで、この論文見るとスティーブ・ジョブズのThoughts on Musicが子供だましに見えてくるよね。スティーブ・ジョブズがiTunes Music Storeを始める1年前、Thoughts on Musicが書かれる5年前にこれだけのことを的確に指摘して、その後の過程見ると、ほとんど彼が予想した音楽業界を巡る本質的な部分というのは変わってないわけだから。

個人的に論文の中で一番大きなポイントだと思ったのは以下の部分。

芸術愛好家の本能的な反応とは(それが音楽、TV番組、映画あるいは他の形態であれ)、業界が彼/彼女を芸術の価値がわかる人として敬意を払わなければ、彼/彼女が業界を芸術の調達人として敬意を払う理由なんてない、そういったものであるとしか見えない。文化的製品とやらをデジタルコピーすることで多くの人々が露呈しているのは彼らの、芸術やアーティストに対する敬意の欠如ではない。芸術制作者と芸術愛好家の両方を犠牲にして芸術から利益を得るエンターテイメント業界のやり方に対して彼らが持っている――意識的な、あるいは無意識の――不満なのだ。エンターテイメント業界は、製品をくだらない低レベルのものにすること、アーティストを搾取すること、利益最優先の選択や決定をすること、現実社会の一般的な人々とかけ離れた不愉快な補償金と法的な免責を彼らの同類に与えること、そういったことを行って徐々に自身をシニカルに変えてきた。業界の商業製品の消費者は、それと同じようにシニカルになっているだけなのだ。

ここの部分はCCCDに対するヘビーリスナーの忌避感や、コピーワンスを巡る心底下らないゴタゴタに対する明解な回答になっていると俺は思う。

消費者やエンドユーザーが業界のやり口や語り口に対して怒っており、さらにはクリエイターを盾にとって「自分たちをリスペクトしろ」とか言うから、こっちも腹立って「じゃーいいよ別にテレビなんか見ねーし、音楽も聴かねーよ!」みたいになると。お客さん失った業界が最終的にどうなるのかって話ですよ。別に権利者スーツの人たちが職失ったところで俺らには関係ない話だけど、でもそういう人たちのビジョンのなさによって自分たちが好きなアーティストなりクリエイターが巻き添えを食らうのはホント耐えられないっつー部分もあるよね。だからこそ、今までは一方的に資本持ってる従来のコンテンツ企業しかパトロンになりえなかったわけだけど、それをどうやったら消費者がまとめてパトロンになれるようなシステムを構築できるかってのが今後の大きなテーマになるんだとは思う。今求められているのは「CGM」ですよ。「Consumer Generated Media」ではなく「Consumer Generated Money」という意味のCGM。

ただ、もちろん今回プリンスがやったことというのは、単なるレコード会社に対する無謀なテロなんかではないってことは押さえておいた方がいい。

プリンスのCD無料配布における狙いは何か? シンプルに言えばそれは「レコードで収入を上げるのではなく、ライブエンターテイメントの収益を最大化する」ということだ。

8月と9月にO2 Arenaで行われるプリンスの公演は実は全21回にも及ぶ大規模なものだ。そして、報道によればCD配布が行われた7月中旬の段階で21回の公演のうち、15回分は発売から1時間以内にチケットが「完売」しているそうだ。これは間違いなくCD配布による効果であり、大規模ライブ公演のための「プロモーション」が成功したことを意味している。

O2 Arenaの収容人数は約2万人。21回すべての公演が完売すると、それだけで総売上は2600万ドル(約30億円)を超える。もちろん、もちろん、ライブの運営費用やら何やらがあるからそれがすべてプリンスの手元に残るわけではないが、21回同じ場所で公演を行えばその分音響や照明といった機材の使い回しがしやすいというメリットもあって、コストを効率化できる部分も多い。

notraxの記事によれば、プリンスの前作『3121』はイギリス限定で約8万枚しか売れなかったそうだ。

今回の原盤制作をどういう形で行ったのか今イチ見えてない部分がある(Sony BMGが制作費出したのか、それともプリンス本人が出したのか、Mail on Sundayが全部出したのか、とかね)ので、何とも言えない部分もあるんだけど、従来の米国流で制作するならこちらのブログで書かれているように、米国では大体アーティスト印税として10〜12%を受け取り、そこから制作費やら、A&Rやら自分で雇った金額などの「コスト」を支払うことになっている。

話を分かりやすくするためにあえてシンプルに計算するけど、イギリスでの今のCDの売価は安いもので7ポンド(約1700円)、高いもので10ポンド(約2500円)前後。2500円のCDの印税10%(250円)×8万枚は2000万円の印税にしかならない。いくらレコーディングコストが安くなったからといって、これでは大した儲けとは言えないわけだ。

この流れで同じような条件でCDを英国からリリースしてせいぜい10万枚程度しか売れないくらいなら、最初からアルバムを無料配布してしまって、ライブの収益を最大化させた方が(30億円も売上が出れば、少なくとも数億円は手元に残るだろう)ビジネスとして理にかなっているし、プリンスが大嫌いなメジャーレコード会社を「不当に」儲けさせることもしなくて済む。さらにはライブという形で自分の音楽を愛してくれるファンと直接コミュニケーションを行えるわけで、まさにこれは一石三鳥とでも言うべき結果をもたらした。実に痛快でクレバーな判断であり、これを狙い通り成功させてしまうあたりが、プリンスの凄さなのだろう。

俺は未だにCDたくさん買ってるし、レコード会社を中心とする従来型の音楽産業にそれなりの意味と、ある種の郷愁を持っているが、レコード会社と小売店だけが「音楽不況」という妄言を声高に叫んでいる今の状況に対しては「もうそういう時代じゃないでしょ」ということをしっかり認識してもらいたいと思っている。

ライブビジネスはCDの売上がピークだった98年移行も確実に伸びているし、消費者の音楽に求めるプライオリティーも変化しているわけだ。「音楽はライブが命」なんて陳腐なことを言おうとはまったく思わないが、MySpaceでの成功事例なども含め、ライブという付加価値をうまく使った新しい音楽ビジネスの萌芽が出てきているわけである。状況は混沌としているが、間違いなく言えることは「音楽ビジネス=CDビジネス」という時代が終わったということだ。プリンスの今回の「行動」と「成功」は、1つの時代の終わりを告げる象徴的な出来事であり、今後音楽業界がどこに向かうのか示す1つのメルクマールとして多くの人に記憶されるのではないだろうか。





……いやーこのエントリが『CONTENT'S FUTURE』のプロモーションの一貫として作成されたということをすっかり忘れて長くなってしまいましたよ(一度エントリ書き上げて保存して、あとで思い出して最後の広告付けたという)。

CONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティCONTENT'S FUTURE ポストYouTube時代のクリエイティビティ
小寺 信良 津田 大介


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『CONTENT'S FUTURE』で語られている内容は僕や小寺さんが発言した内容だけでなく、取材対象者の方のさまざまな発言で、このプリンスの論文とリンクしてくるところがあると思います。この論文を「うんうん、なるほどそうだよね」と思って読んだ人は恐らく『CONTENT'S FUTURE』も楽しく読めることでしょう。8月2日は本屋に行ってぜひ本書をお買い求め頂ければと思います!

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 23時30分 |

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