2008年01月03日(木)

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。早いもので一週間後の1/11でこのサイトも六周年になります。

いやー昨年はいつの年にも増して更新しない年でしたが、途中からずっとTwitterの方でいろいろつぶやき的更新をたくさんしておりました。そっちは普段の音ハメでは書かないようなことを中心にいろいろ書いておりまして、それなりに読者も増えてきているようなので、興味ある方はチェックいただければ。

さて、僕自身昨年はMIAU立ち上げて音楽業界や少なくないネットユーザーから顰蹙を買ったりして、なんでこんな面倒なことやってるのだというのが正直なところだったりもするのですが、ま、やらないと分からないこともあるし、誰かにやって欲しいなと他人任せにしておいても状況は変わらないので、まぁマイペースで今年もいろいろなことに首を突っ込んでいこうと思ってます。

とりあえず今年は1冊新書を早い段階で出して(某連載のまとめ。音楽業界関連)、あとは書き下ろしで1冊、後半に一冊作りたいですね。それをやりつつMIAUはMIAUでもうちょっとまともで冷静に動けて、それなりの意味を持たせる活動をしたいなと。

あとはどうでもいい個人的なことですが、今年の後半に思っていたことを実行しようかと。大したことじゃないんですけどね。今の僕の肩書きである「IT・音楽ジャーナリスト」というのをやめて、今年からはシンプルに「ジャーナリスト」にしよう、と思ってます。

いや、これはMIAU立ち上げてからの音楽業界からの風当たりの強さを肌で感じたことも大きいんですが、今のいろいろな状況を考えて過度に音楽業界に期待するのやめて、もうちょっと一歩引いたところから冷静に見ていこうかなーということだったりもします。肩書きに「音楽」って入っていても別に音楽業界から金もらってるわけじゃないし、音楽業界やレコード会社が潰れたら寂しいし、たくさんいる俺が好きな音楽業界の人やアーティストが路頭に迷うとイヤだなーとは思うけど、それは俺が別にどうこうできるレベルの話でもないし、音楽ビジネスを今後どうしていけば盛り上がるのか真剣に考えていることも、現実的な話としてあまり大きな意味は持ちそうもない(俺は論点出しをして、そこから議論を止揚させて、現実と向き合っていくための具体的方策を考えたいと思っているだけなんだけど、どうにも話し合いのフェーズすらいけない感じ)、ということもあり、少なくとも「本業」であるところの「書き物」では、音楽・音楽業界への過剰な思い入れは抜いていこう、ってことです。もちろん書き物以外でやっていることもたくさんあるし、音楽業界を盛り上げるのは、インフラ作りだったり、別に裏方のサポート仕事でもできるな、という部分もあります。

いや、年末に昨年購入したCDって何枚あったかなーと思って数を確認したんだけど、50枚弱くらいしかなかったんだよね。18くらいからずっと年間100枚切るなんてことはなかったんだけど、自分の中で音楽に純粋に向き合えなくなってプライオリティーが落ちていることがこういう客観的な数字として出てくるのはいろいろ考えますよ。なんか、ホントにCD買えなくなった。年明けに出るサンボマスターの新譜も奥田民生の新譜も前だったら何も考えずに普通に買ってたんだろうけど、3000円っていうあの代わり映えしない価格を前にすると、もうダメなんだよね。新人とかじゃないレベルでも、自分の中でもう3000円はないんだな、ということに素で驚いた。3000円あったら今はAmazonで輸入盤2枚買うか自分の興味ある分野の書籍を2冊買うね。だからどんどん邦楽を聴かなくなっている。昔は洋邦半々くらいで聴いてたんだけど、今はもう8:2くらいで洋楽ばっか。日本の音楽の質が低くなったのはこれっぽっちも思わないけど(面白いバンドはメインストリームのメディアに登場しないだけで、たくさん出てきてるし懐古主義的に良かったと言われる昔の状況は、それはそれで彼らが「良かった」と思う洋楽への近似性や親近感から来るノスタルジーがほとんどだと俺は思ってる)、当の業界はそういう状況を育てられる余裕も制作力もスポイルされ、管理部門の人間と代理店とマーケティングばかりが幅をきかせるようになった。

どっちにしろ、この流れは行くところまで行くしかないんだ、ということなんだろう。だから俺ごときが文化審議会で一人で抵抗したところで、ほとんど意味はないし、それは自分でも理解してるつもり。自分の行っていることが100%正しいとも思っていないしね。

ただ、それでもいろいろやってみたことには意味があると思っているし、別にいろいろなことをあきらめたわけでもないし、絶望的な気分になってるわけでもない。あえて言えば、今年からちょっと自分の温度を変えよう、ってことかも。あとは結局俺の本業は書くことなんだな、と。実はここ数年全然「書く」モードになれなかったんだけど、今年はモードをそっちに戻さなきゃいけないな、とも思っており、そのために肩書きを「ジャーナリスト」にしようかなってことだったりするのです。

いずれこのブログ名も「音楽配信メモ」じゃなくなるかも。結構思い入れのある名前なんだけどね。

2008年は2007年以上にいろいろな人に会っていきたいと思っているので、俺の話を聞いてみたい、「あそこでああいうこと書いてたけどどういう意味?」みたいに問いただしたい人はお気軽にtd@xtc.bzまでメールください。基本的に誰にでも呼ばれたらほいほい行くのが俺の信条なので。

とまあそんな感じで。2008年もよろしくお願いします。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 06時22分 |

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