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ナタリーってこうなってたのか 表紙

ナタリーってこうなってたのか

大山卓也 著 / 双葉社

ISBN:978-4575307009 / 版型:18.2×12×1.2cm
ページ数:184ページ / 定価:1080円(税込)

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2005年03月18日(金)

最近のYMOのアレな再発について本人達からメッセージが

ここに経緯などが。よく分からない人は背景説明としてこのページを読んでおくといいですよ。

ある種、過去のレア音源を小出しにしてファンから搾り取るってのはYMOが一番顕著だったと思うんだけど、こういうのってコアなファンがいるアーティストだから成立する面もあるから、一種のファンサービスと言える面もあるんだよね。だから、俺はいわゆる「YMO商法(アルファ商法)」に対してあまり憤ったりはしてなくて(あまり金をつぎ込んでないからかもしれないけど)、むしろこの商法そのものが悪いのではなく、パッケージでむやみに低付加価値なものを高い値段で売っていることがいけない(というか時代にそぐわない)んだと思ってしまう。

要するにファンは常に未発表音源を聞きたいわけだけど、それに対してBOXセットとかに既に持っている音源まで一緒くたに買わされることに対して腹が立つわけですよ。ただ、未発表音源をリリースしてくれること自体は大歓迎なわけでここのところが難しい。

昨年出たJASRACのシンポジウムでも発言したけど、俺はこういうコアなファンを抱えるアーティストでたくさん未発表音源やらライブ音源があるアーティストは積極的にリリースすることでコアファンから搾り取ればいいと思っている。ただ、搾り取るなら必要最小限のものを適正な形、つまり(今だったら)音楽配信のような形で未発表音源だけを適正な価格でリリース、みたいにすることがアーティスト側、レコード会社側、リスナー側どこにとっても良いことなんじゃないかと思うんだよね(ちょっとずつ、ファンサービスの一環でリスクの少ない形で小銭を稼げば、ファンはうれしいし、アーティストにとってもちょっとした年金代わりにもなる。もちろん未発表曲を本人がリリースしたくない場合はやめた方がベターだとは思うけど)。誤解のないように言っておくと、コアなファンにとって(不当な値付けの商品ではないと判断できるなら)、搾り取られるのは「快感」なのだ。なんだろう、それは多分「おひねり」感覚とか、アーティストファンドとか、アーティストの収入に直結するとか、そういう左脳的な話じゃなくて、もうちょっと根元的、原始的な右脳的快感なんだと思う。根拠レスだけど。いや単純に買い物って楽しいよね。

話がずれてきてしまったが、レコード会社は外食産業とかから、「サービス業とはいかなるものか」ということを真剣に学んだ方がいいんじゃないか。いつまでも殿様商売でなんかいられないんだし。外食産業だって、薄利多売型のものだけじゃなく、高付加価値化で顧客のロイヤリティを高めて成功しているところだっていっぱいあるわけでね。今の音楽業界は選択肢が狭すぎるよね。まぁそれが大企業病だと言われるとそうなのかもしれないけど、大企業病になるほど大きな産業規模でもないんだから、もうちょっと足元見直しましょうよ、みたいな。

| 小ネタ | この記事のURI | Posted at 16時17分 |

2005年03月16日(水)

コンビニで入手可能なプリペイド決済「ネットキャッシュ」とExcite Music Store

WMA系音楽配信のExcite Music StoreがNTTカードソリューションのプリペイド型決済サービスネットキャッシュと組んだキャンペーンを実施中。

ネットキャッシュっていうのは、WebMoneyなんか同じ系統のプリペイド型決済サービスで、ファミリーマートのFamiポートと、ローソンのLoppiですぐに買うことができる。Excite Music Storeで明日からネットキャッシュで決済できるようになるので、そのキャンペーンとして抽選で1000名に500円分のネットキャッシュカードをプレゼントするみたい。締切は今日までなので、WMA系の音楽配信を無料で試したい人は応募してみては? 正直なところ、今まで俺はネットキャッシュの存在をしらなかったし、Excite Music Storeも楽曲数とかいろいろ伸び悩んでるみたいなので、恐らくこのキャンペーン自体の認知度が恐ろしく低いのではと。抽選とはいうものの、結構当選確率高いんじゃないかと踏んでます(Excite Music Storeの一日のユニーク購入人数って1000人いってるかどうかってレベルなんじゃないかと。そこから考えたらこういうのに応募する人もあまり多くはなさそうだなーと)。

500円分で5曲とか買えればお試しキャンペーンにはちょうどいいんだけど、日本の場合楽曲高いし、Exciteはいまだにクソ高い価格で音楽配信やってる東芝EMIの音源が中心だから、2曲買ったら終わりなんだよね。PC向け音楽配信を若者層に普及させるための一つの鍵はクレジットカードをもてない人でも利用できるこういう気軽な少額決済だとは思うんだけど、このキャンペーンはちょっと中途半端だなぁ。ネットキャッシュ自体は今後音楽配信に力を入れていきたいとのことらしいので、頑張って欲しいなとは思うけど。

ちなみにこのネットキャッシュ。ローランドがやってるカラオケとかMIDIとかの音楽配信サービス「ローランド・ネットワークサービス」でも3/22から利用できるようになるらしい。で、こっちもキャンペーンやっていて、ネットキャッシュで何かコンテンツ買うとオレンジレンジの「以心電信」と松平健「マツケンサンバU」のカラオケデータを無料でダウンロードできるらしいよ。

以上、NTTカードソリューションの人から「掲載してくれ」というメールが来たので記事にしてみました。掲載料とか一切もらえないけどね!(笑) 原稿料くれたらきちんと取材して記事にするのに。わはは。

ただ、今はあまり使えなくても少額決済を整えていくことがとにかく日本の音楽配信には重要なことだと思っているので、こういうところで紹介することでちょっとでも認知度が高まるといいなと。これは本音でそう思いますね。

| 少額決済 | この記事のURI | Posted at 15時44分 |

2005年03月11日(金)

22グラムでFM付き、iPod shuffle激似の「Super shuffle」が、台湾から

下で紹介したやつ、ITmediaに記事載りましたね。AV Watchには載ってない。このあたりがメディアの質の差かなぁ。

いやもう俄然Super shuffleが欲しくて欲しくて。

| 携帯型プレーヤー | この記事のURI | Posted at 19時50分 |

音楽配信サービスに関するアンケート

抽選で50名に「Mora」10曲分のクーポンがもらえるらしい。

答えてみたけど、「実際に利用した有料音楽配信サービスを選択して下さい」という質問の回答項目にWMA系音楽配信の不備が多くて、ちょっとどうなの? というアンケートになってる。あと、せっかく細かく設問作ってるんだから、利用しているポータブルオーディオは「ハードディスクオーディオプレイヤー」としてまとめるんじゃなくて「iPod」って選択肢作れば良かったのにね。下にメーカー書かせるところあるけど、iPodだけ特別枠にして調べた方が良いと思うけどね。シェア的に見ても。

1〜2分答えられるアンケートなので、日本の音楽配信に不満がある方は答えてみると良いのでは。「ソニー」のアンケートということはポイントですね。

あ、shuffle 1GBが24時間以内発送になってますね。

しかし、shuffleといえばこれがあまりにもあからさまで凄い。ここまで来るとむしろ本物よりこっちの方が欲しいかも。FMラジオとボイスレコーダー付いてるから普通に便利そうだしな。

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 08時27分 |

2005年03月08日(火)

小室哲哉が音楽配信についての講演をするらしい

特番収録現場の1コマ@globe decade Blog

globeのblogより。小室哲哉が音楽配信についての講演をするのだとか。これ行きたいなー。もう終わっちゃったのかな。これ詳細知ってる人いたら教えてください。このblogには全然インフォメーションが載ってないし。クローズドなものになるんだろうか。

小室哲哉といえば、Napster登場当初肯定的な発言をしていた日本では数少ないアーティスト。ファイルローグ裁判のときは「海賊版を助長させる」みたいな否定的なコメントを出していたけど、(多分)そのコメント出したあとに行われたJASRACのインタビュー記事ではNapster的なものに対して肯定的な発言も見られる。以下引用。

ナップスターのようなネット上のファイル交換ソフトが問題になっていますが、僕はテクノロジーの進化はむやみに止めない方がよいと思っているんです。自分もコンピューターを駆使して音楽を作っているので、テクノロジーにはどんどん進化してほしいんです。早く権利処理のシステムを作って、交換ソフトのようなテクノロジーが早く当たり前に一般化してほしい。今みたいな過渡期に、ソフトを「止める、止めない」で争っていると、無駄なエネルギーを消耗しているような気がするんです。

2002年に行われたインタビューということを考えると、いろいろ示唆的ではある。逆に言うと3年近く経っているのに、このインタビューの状況から音楽業界が大して動いてないってことが、音楽業界の硬直化を示しているようにも思うけど。行う講演もこういう思想に基づいたものになるのかな。

(追記)
どうやら既に行われていたみたいね。内容はどうだったんだろ。

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 11時03分 |

Hi-MD PHOTO対応ウォークマン開発者インタビュー

WALKMANの新しい世界を切り開く 新「Hi-MDウォークマン」

ソニーネタが続いてますが、こんなものを見つけたので。例の「Hi-MD PHOTO」ウォークマンの開発背景が語られてます。

いろいろと突っ込みどころはあるんですが(「『ウォークマン=音楽のみを楽しむ』という規定概念を壊したい」という発言とか)、一番気になったのはここ。

音楽+画像で楽しめる。さらにその先には音楽(1)+画像(1)=3以上になる可能性があるわけです。気に入った風景やアルバムのジャケット、歌詞カードなどを撮影しておいて外出先で楽しんだりすることができますし、「あっ」と思ったら、その場で撮影することも可能(※)です。新しいカテゴリー、「Digital Music Visual Player」を提案する第1号機なので、音楽+アルファの楽しみ方をいろいろ提供できると思っています。

※音楽を再生しながらの撮影はできません。

……えーと?

※音楽を再生しながらの撮影はできません。

……………………。

いやまぁ確かに撮影するときにイヤホンが邪魔になるかもしれないから、それはそれでいいんだけど。

「音楽を聴きながら撮影する」が可能ならそれを強く打ち出すことで「新たな価値観」を提示できたかもしれないのにね。「音楽聴きながら写真撮るヤツなんていねーよ」っていう突っ込みはあるかもしれないけど、そういうことじゃないと個人的には思う。「音楽を聴きながら写真撮るとほらこんなに楽しいでしょ」って言い切ることで消費者を騙していくことが価値観やスタイルの創造につながるわけで。iPod shuffleが優れていたのは、敢えて液晶を削ってシャッフル再生限定にすることで、アルバム単位で音楽を聴くことの解体だとか、新たなリスニングスタイルを「強制する」というところが素晴らしかったわけだからさ。ソニーが「音楽+アルファ」という部分を本当に重視しているんだったら、もっとその部分で尖った製品にしなきゃ消費者の共感なんて得られないし、新たなスタイルなんかも生まれないでしょう。実際俺の使ってるauのW21CAなんて着うたフルに対応していて、音楽の購入から再生までワンストップでできて、その上このHi-MD PHOTOよりクオリティの高い200万画素オートフォーカス付きのデジカメが載ってるわけでね。競合優位性って意味ではかなりアレだよね。

コンテンツとの連携という部分も結局Moraを使わざるを得ないという部分が足かせになっている。少なくともMora対応というのは、現時点で消費者にとっての購入材料にはならないわな。

ソニーがどうなるのかはまだ分からないけど、ポイントになるのはコンテンツ事業をどうやって切り離せるか、という一点にかかっているような気はする。軟着陸でいいとは思うので、そのあたりを真剣に考える時期なんじゃないですかね。それがソニーにとっても、SMEにとっても良い結果をもたらすと思うんだけど……。

| 携帯型プレーヤー | この記事のURI | Posted at 10時09分 |

2005年03月07日(月)

ソニー、出井会長が退任。後任はストリンガー副社長

ここのところ、ソニーの話ばかりしていたら。あら。安藤社長と久夛良木副社長も退任だそうで。

驚いたことは驚いたけど、ここまで追い込まれた結果とも言うべきか。ソニー本体のコンテンツ戦略がどのように変わるかで、日本の音楽業界も少なからぬ影響を受けそうですな。

| ビジネス動向 | この記事のURI | Posted at 14時53分 |

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