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  • 音楽配信メモの更新は終了しました(2002.1.11〜2014.8.23)。

ナタリーってこうなってたのか 表紙

ナタリーってこうなってたのか

大山卓也 著 / 双葉社

ISBN:978-4575307009 / 版型:18.2×12×1.2cm
ページ数:184ページ / 定価:1080円(税込)

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2005年09月20日(火)

日本初の音楽配信サービス「music.co.jp」がサービス終了

サービス終了および新サービス開始のお知らせ(music.co.jp)
音楽配信サイト「music.co.jp」がサービス終了
−携帯電話と連携した新サービスを11月より開始
(AV Watch)

bitmusicが始まったのは1999年12月なんだけど、それよりも3カ月前の9月に国内初の音楽配信サービスとして産声を上げたmusic.co.jpが10月14日にサービスを終了。

(参考記事)
音楽配信サービスのミュージック・シーオー・ジェーピーが4月下旬より本格始動 月額1,500円の有料サービスを開始(Internet Watch)
5000曲を有した本格的MP3サイト“MP3.MUSIC.CO.JP”(ASCII24)
最新版:インターネット音楽配信用語集(Internet Watch)
music.co.jpが「SDMI」公式サイトの認定を受ける(Internet Watch)


MP3とWMAで配信サービスやってて、忌野清志郎の話題になった「君が代カバー」が収録された「冬の十字架」もMP3で販売されてた。

大手音楽配信がどんどん伸びてってレーベルゲートなんてもんもできて、iTMSが始まって、正直な話「あ、まだmusic.co.jpなんてサービス残ってたんだ?」と思う人もいるだろうが、どっこいmusic.co.jp自体は「着うた」で復活して、月額会員制で楽曲取り放題みたいな着うたサービスが会員数集めててかなり儲けてるんだよね。上のリリースで「また、携帯電話とのより密接な連携を実現した音楽配信サービスを11月よりスタート致します」と書かれてるけど、それは今彼らのメインビジネスである携帯電話向け音楽配信をより進めた感じのものになるんだろう。だから全然暗い話ってわけじゃなく、むしろ「よく今まで存続させてくれてたなぁ」というのが正直なところではある。

残念ながら大きなうねりを作ることはできなかったけど、日本で初めて音楽配信やったという意味では偉大なサービスだと思う。お疲れ様という感じだし、今後またケータイ向けでおもしろいサービスやってもらいたいね。

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 19時35分 |

2005年09月19日(月)

mF247のサイトで丸山茂雄氏と対談しました

丸山茂雄対談録 第1回 津田大介氏(mF247)

元ソニーミュージック社長でEPICレーベルやプレイステーションを成功させた音楽業界の大物丸山茂雄さんと対談させていただきました。mF247の発表会は僕も行ったんですが、いまいち具体的なサービスとしての輪郭が見えてこなかったのでそのあたりの疑問を丸山さんにぶつけています。

CNETにも丸山さんのインタビュー記事は上がってるけど、ちょっと抽象的な話が多く、これだけだとよくわからないって人も多かったんじゃないかな。上の対談とCNETの記事を併せて読んでもらえれば、mF247がどういうことを目指しているのか、という骨子の部分は理解できると思う。

レコミュニのときもそうだったんだけど、俺はサービスの背景に確固たる「思想」があって、成功したときにそれが音楽業界にとって良い方向をもたらすであろうと思ったものに関しては、きちんと「応援」しようと思って記事を作ってます。ある種の恣意がそこには働いているけど、そういう「フィルター」の是非は読者が判断してくれればいいわけでね。

レコミュニは今はちょっと残念な感じになっちゃってるけど、まだまだニッチなところを狙えば大成功とは言わないまでもプチ成功の可能性は残されてるんじゃないかな。mF247についても同様で、どれだけ音楽ファンが毎日訪れたいと思えるサービスを作れるかにかかってるとは思う。mF247の思想的な部分で丸山さんが言っていることは完全に正しいと俺は思ってるので応援しようと思ってますよ。

ちなみにこの記事の対談構成は自分でやりました(発言の微妙なニュアンスとか伝えるためには、自分で構成した方がいいし、とにかくこの対談は1回目ということもあったので、「外」に対してサービスの意図を伝えるようなものにしたかったので)。対談とかインタビューの構成は実は俺のもっとも得意とするところでもあるので、なんか音楽関連の対談とかで構成任せたいって媒体の人がいたら連絡ください。

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 16時31分 |

ソニーが他社向けOpenMGライセンスの窓口を閉鎖?

OpenMG技術の採用を検討されている企業様向け情報の入手法ご案内(Sony Japan|OpenMG - 採用を検討されている方へ)

OpenMG情報入手に関して、本サイトにおける窓口を閉鎖させて頂きました。ご不便をお掛けして申し訳ございません。今までのご利用ありがとうございました。

単にこのサイトからのガイダンスを停止するだけなのか、それともOpenMG自体の技術供給をやめるのか……。

以前の文章はここで読める。いつぐらいにこの表記になったのかね。もしかしたら随分前からこの窓口閉鎖してた可能性もある。これだけ見て「ソニーがOpenMG終了」なんてことはないだろうけど、状況が変わってきているのは確かなんだろうね。

| DRM技術 | この記事のURI | Posted at 14時27分 |

2005年09月14日(水)

10月20日(木)に音楽配信をテーマにした講演を行います

新社会システム総合研究所というところが実施しているセミナーで音楽配信についての講演やることになりました。

iTMS日本上陸が、日本の音楽業界にもたらした変革 空前絶後の“音楽配信”を斬る!

こっちはデジタルコンテンツ協会の講演と違って参加費高いんですが、その分2時間半という長い時間取ってもらってるので、ヘビーな感じでやりたいと思ってます。高いのであんま普通の人は来られないとは思いますが、興味ある方はよろしくお願いします。

いずれこういう講演した内容とかプレゼン資料をなんか別の形(Podcastingとか)で公開したいなーとは思ってます。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 21時53分 |

「デジタルコンテンツ白書2005」に音楽業界の分析書きました&発刊特別セミナーで講演します

デジタルコンテンツ協会が毎年出している「デジタルコンテンツ白書」の2005年版の原稿を書きました。ITmediaでも記事になってますね。入稿したのがiTMS開始前だったので、基本的にここ数年の音楽不況の原因は何だったのかということを皮肉とか抜きで淡々と分析してます(白書だしな!)。価格はちょい高めですが、僕以外の内容もおもしろいので興味ある人は買ってください。少なくとも昨年版より全然全体の出来はいいと思う。

4944065140デジタルコンテンツ白書 (2005)
経済産業省商務情報政策局 デジタルコンテンツ協会


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by G-Tools


んで、来週9月22日(木)14:00から六本木のGLOCOMで行われる白書発刊記念セミナーに講演者として参加することになりました。テーマは「iTunes Music Storeの登場による音楽配信サービスの今後」。一般的な講演と比べると参加費用とか安いので、お時間ある人はぜひお越し下さい。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 21時34分 |

2005年09月09日(金)

iPod nanoとウォークマンAの比較解説記事を日経に書きました

アップルVSソニー、正面対決【解説】(NIKKEI NET IT+PLUS)

最初ウォークマンAのHDDモデル見たとき「どこのRio Carbonですか、これは?」とか「気合い入りまくった割に韓国製プレーヤーみたいだなー」とか思ったことは秘密ですが、出来自体は思ったより良かったです。ただ、十字キーの操作ボタンが小さいので指大きい人は操作がつらいんじゃないかな。十字キーの操作では曲を探すのに限界があるから春モデルで、いろいろなボタン付けて操作性を改善しようという方向に行ったのかと思いきや、わずか半年でその方向をなかったことにして「携帯電話に慣れたユーザーを意識して」とかいって、ボタン少なくしたのは果たしてどうなのよ? とかいろいろなことを思わざるを得ないのですが、春モデルよりかは売れるんじゃないかなとは思う。いみじくも、ソニーに勤めてる知り合いの人がiPod nanoの発売を見て「完全にこっちが負けてるね」と正直な感想を吐露してたけど、「新ウォークマン」と銘打ってある種社運かけてやったにしては、中途半端だった感は否めない。そういやソニーの発表会で会った某雑誌の編集長(←自他共に認めるソニー信者。当然ネットワークウォークマンも所有し、ATRAC3で大量のライブラリを構築済)は「ごめん津田さん、俺このあとiPod nano買って帰りますわ」って言い残して去っていったな。というか俺に謝られても……。ソニー(´・ω・) カワイソス

やるなら徹底して
・CONNECT Playerは無料ダウンロード可にする
・CONNECT PlayerにPodcastingとネットラジオを聴く機能を搭載する
・CONNECT PlayerにiTunesより音質が良いMP3エンコーダを搭載する
・DRM付きのWMAも転送できるようにしてATRAC3&WMA連合 VS AACという対決構図を作る
・デザインは少なくともCybershotくらいかっこいいものにする
・価格を競合するiPodより1万円安くする
・CONNECT Player、SonicStage、MAGIQLIP2と音楽配信を買う管理ソフトが3つも乱立してるのはユーザーに混乱招くだけなので早く統一する
・時短再生機能は早く直した方がいいよ!
・あとソニーだけに限らないけど音楽プレーヤーのインターフェースでいい加減「長押し」ってのやめようぜ!


とかこれくらいしないとダメだと思うね。正直なところ。

| 携帯型プレーヤー | この記事のURI | Posted at 08時46分 |

2005年09月06日(火)

明日9月7日(水) 円盤@高円寺で烏賀陽弘道さんとトークショーやります

円盤|イベントスケジュール
烏賀陽弘道×津田大介@円盤9/7(水)“Jポップとは何か?”(Bee's Blog)
詳細はこちら。午後7時開場、午後7時半開演の予定です。

こちらで紹介した名著Jポップとは何か―巨大化する音楽産業の著者烏賀陽弘道さんとトークショーを行います。一応僕が「Jポップとは何か」を読んで感じたことを中心に烏賀陽さんに質問してそこから議論を進めていくみたいなことを考えていますが、実際は、今の日本の音楽業界が抱えているさまざまな問題を音楽業界人ではない「門外漢」の二人が語るという感じのトークになるとは思います。お時間ある人はぜひ来てください。円盤は狭いので終わったあといろいろお話とかもできるんじゃないかと思います。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 13時33分 |

圧縮方式が違うと市場の棲み分けが起きる?

ソニーME:iチューンズに楽曲提供へ(MSN-Mainichi INTERACTIVE)
この記事の中で一番ポイントとなるのは以下の部分。

モーラとは「楽曲ファイルの圧縮方法が違うため、競合しない」と説明している

誰に対しての「説明」なのかこの記事だといまいちよく分からないんだけど、記者に対してもアーティストに対してもそうしているのかな。

問題の「圧縮方式が違うと市場が棲み分けされる」ということに関してだが、これは言い訳でもなんでもなくて、認識としては間違っていないと思う。Moraの7月のダウンロード数は45万。iTMS-Jが始まった8月でも50万と伸びている。今年に入ってからちょっとずつ伸びてきたペースをそのまま維持したとも言えるわけで、数字だけ見れば、従来のMoraユーザーがiTMSに移行しなかったと言ってもいいだろう。まだ1月しか経ってはいないけど、とりあえずiTMSはMoraを「食わなかった」わけだ。もちろん正確には移行したユーザーもいたのだろうが、iTMS開始で音楽配信が一般紙やテレビのニュースの注目を集めることで、音楽配信サービスそのものに対する裾野が広がり、店頭でiPodよりウォークマンスティックを店員に勧められて買った人が新たにMoraを利用するようになり、ユーザー数を押し上げた部分もあるのではないか。プラスマイナス両面あって最終的にプラス5万という数字になったということなんじゃないかな。

まだ発表されていないがiTMS-Jの8月のダウンロード数は恐らく800〜1000万曲前後だろう。これは従来のATRAC3中心の音楽配信市場を維持(成長)したまま、その市場の中に新たなチャネルができたということだ。SME的には、iTMS開始でMoraの販売数が大幅に落ち込んだのであればまた違った展開もあったのかもしれないが、iTMSとは別の部分でどうやらMoraも成長していけそうだということがわかったのでiTMSにも提供するという決断になったのかもしれない。

レーベルゲートがここにきて伸ばしているのは春先のウォークマンスティックのプチヒットが大きく影響している。ソニーは新たなウォークマンも今月には投入すると言われているし、その出来次第ではまだまだ伸びる余地もあるだろう。iTMS有利であることに違いはないが(SMEが参加することで体制としては盤石に近くなるはずだ)、それでもMora・ATRAC3自体にもまだまだ可能性があるんじゃないか。そんな感じになってきた。今後は音楽配信や携帯デジタル音楽プレーヤーにどういう付加価値を付けるかっていうサービス競争になるのかもしれない。

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 13時10分 |

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