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ナタリーってこうなってたのか 表紙

ナタリーってこうなってたのか

大山卓也 著 / 双葉社

ISBN:978-4575307009 / 版型:18.2×12×1.2cm
ページ数:184ページ / 定価:1080円(税込)

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2005年11月24日(木)

俺のソニー遍歴

俺ぐらいの世代にとってソニーというブランドは多くの人にとって憧れの対象だったはずだ。

中学生の頃、ウォークマンが欲しくて量販店に行ったらウォークマンは明らかに他のメーカーが作ったパクリ商品よりかっこ良かったし、価格的にも高かった。ソニー商品には手が出なかった俺はしょうがないので近所のディスカウントストアにあった台湾メーカーの3000円のリモコンすら付いてないヘッドホンステレオを買って、ウォークマンがもたらした「移動中に音楽を楽しむ」ことの素晴らしさを知ることとなる。

初めてCDを再生できるラジカセを買ってもらったのは、高校受験に受かった日のことだ。秋葉原でいろいろなラジカセを物色し、本当はソニーのドデカホーンが欲しかったが、ドデカホーンより1万円くらい安いPanasonicのCDラジカセ(RX-DT70)を買ってもらった。PanasonicのCDラジカセは大学に入るくらいまで現役で活躍し、とても丈夫だった。

中学から高校生にかけて、移動中に音楽を聴くのはもっぱらヘッドホンステレオだった。さすがに3000円のものはへぼかったのでもう少し良いものが欲しかったのだ。その頃ソニーから国内で初となるウォークマンのワイヤレスモデル(WM-505)が発売された。面倒な配線をすっきりなくせるワイヤレスウォークマンはやはり俺にとって憧れの対象だったが、中学生には高い買い物であった。それでもワイヤレスのウォークマンが欲しかったので、なけなしのお年玉をはたいてシャープから出ていたワイヤレスのヘッドホンステレオ(これもソニーより1万くらい安かった)を買った。

高校生になって自分でバンドをやったりするようになって、どんどん音楽にのめりこんでいった。良くなかったのは受験生になってゲーム機を全部押し入れにしまってしまったため、趣味が音楽しかなくなったことだ。その頃俺はレンタル→テープにダビングということでなく、レコファンやディスクユニオンなど中古CD屋巡りの魅力に取り付かれる。高校時代まったく勉強しなかった俺は順調に浪人し、それがまた音楽への傾倒に拍車をかけた。一番良くなかったのは「レコードマップ」を買ったことだろう。俺は予備校にもろくに通わず、授業を適当にふけて毎日予備校があった高田馬場の中古屋を一通り回り、その後新宿→西新宿→渋谷→池袋と毎日30軒ぐらいずつ中古CD屋やWAVE、ヴァージンメガストアなどを巡回してCDを買いまくった。そうなると移動中に音楽を聴くため、今度はポータブルCDプレーヤーが必要になる。俺は量販店に行ってCDウォークマンを買おうと思った。CDウォークマンを初めて世に出したソニーの製品はやはりかっこ良かったし、なんか音質も良さそうだった。だが、CDを買うことに取り付かれていた俺はここでもソニーのCDウォークマンではなく、それより5000円くらい安く、電池の持ちも良かったPanasonicのポータブルCDプレーヤーを選ぶことになる。「5000円あれば中古CDが3〜4枚買えるな」という思考になっていたからだ。

大学に入って何年か経ち、サークルの先輩からソニーのミニコンポステレオシステムである「ピクシー」をタダで譲ってもらえることになった。そう、俺が中学生とか高校生のとき、(民生用機器としては)音の良さでずっと高級感を醸し出してたアレだ。ピクシーはとても良い音で俺が好きなロックを鳴らしてくれた。「あぁやっぱりソニーは違うなぁ」という気分を十分に堪能できた。うれしかった。

結局、ここまでで俺はソニーのオーディオ製品を1つも買っていないわけだが、今思えば買っていなかった(シャープや松下やサンヨーのように気軽に買える商品でない)からこそ、ソニー商品への憧れが深くなっていったような気もする。俺ら団塊Jr.世代は一部のひねくれ者やリッチマンを除いてみんな本当はソニー商品が欲しいけど、松下やサンヨー、シャープで「我慢」していたのだ。

高校時代からライターになりたかった俺は就職活動はいくつかの出版社だけに絞って行った。筆記試験は全部通った。最終面接まで残った出版社もいくつかあった。だが、結果的にはことごとく面接で落とされた。人間性を否定されたようにもなって多少落ち込んだが、彼女のツテでIT系のライターさんがやっている事務所(その後編プロになる)にバイトとして拾われた(あそこで拾われてなかったら今頃俺はニートになっていたかもしれない。社長には本当に感謝している)。結果から言うと大学は4年で卒業できなかったので就職活動でどっかの出版社から内定もらってもしょうがなかったのだが(笑) 週1で大学に行きつつ編プロでライター仕事をするようになり、給料をもらえる身分になった。

そして俺はようやくソニーの製品を何のためらいもなく買えるようになった。

俺がライターとしてデビューした1997年、ソニーがMSX以来となるパソコン事業に参入した。発売当初のデスクトップこそパッとしなかったが、10月に今のモバイルノートの方向性を革新的に変えたと言っても過言ではない「PCG-505」が発売される。あれを見たとき、ソニーという企業の底力を感じた。未来を感じさせる電源投入時の起動音、紫の斬新なデザイン。これでもかと主張する本体上部のVAIOロゴ。すべてが新鮮だった。

当時、モバイルをする習慣がなかったので俺は結局505を買うことはなかったが、その後IT系の雑誌でライターをやっている中でソニーというメーカーの影響力が大きくなっていくところを目の当たりにした。パソコン部門でNECを抜いてシェアトップに躍り出たときは自分のことのようにうれしかったことを覚えている。ソニーがパソコンでシェアトップに躍り出た頃、ちょうどインターネットの人口も爆発的に増えていたが、その頃は「ソニーがやってるプロバイダだから」という理由でSo-netを選択する女の子も多かった(PostPetの影響もあっただろうが)。それくらいネットの世界でもソニーは「ブランド」だったのである。

その後、編プロから独立したり、取材などが多くなるに連れてノートPCが欲しいと感じるようになった。ちょうどその頃発売されたのが「スタミナ」が売りの初代SRノートだ。発表を見て「これだ!」と思った俺は長時間バッテリーと一緒にSRノートを購入する。決して安い買い物ではないが、SRノートは取材時や外出先での仕事に大活躍した。

パソコンはどうしても陳腐化が早いので、その後いろいろノートを買い換えることになる。レッツノートやLOOXなどを買ったこともあったが(ポリシーがないようだが、ソニーだけでなく俺は松下電器という企業も大好きなのだ)、今こうして振り返ってみると買ったノートパソコンで一番多いブランドはVAIOである。会社で使っているパソコンは自作マシンだが、自宅で使っているデスクトップはここ3年くらいずっとVAIOだ。3年前に買ったVAIO Zの初代モデルはいまだに現役で使っている素晴らしいパソコンだし、最近購入したVAIO Tの最新モデルは毎日持ち歩いている。今まで10台近くノートPCを購入してきたが、必ず「あちらを立てればこちらが立たない」というような感じで買った製品には何らかの不満を持っていた。VAIO Zはパフォーマンスと液晶の大きさは素晴らしかったが、取材に持って行くには重すぎた。今俺が使っているVAIO Tはこうした「なにかしら感じる不満」が一切ない素晴らしいパソコンだと思う。バッテリーの持ちはとてもいいし、キータッチも悪くない。液晶もキレイだし、パフォーマンスも良い。それでいて軽い。しかも安い。このノートがあまり注目されておらず、ソニーはシェア的にもかなり厳しい状況ではあるが、このVAIO Tに関してはもっともっと評価されてしかるべきだと思っている。モバイルはもう当分これだけでOKという気分だ。

そうだテレビテレビ。テレビを忘れていたよ。俺の世代で言ったら「ソニーといえばトリニトロンテレビ」なのだ。家電量販店にいったらテレビ売り場では必ずソニーが一番でかい面をしていたし、圧倒的に画面がキレイだった。俺は大学時代まで70年代に製造された古いダイヤル式のテレビを使っていたので、自分でテレビを買うときは絶対にソニーと決めていた。結局初めての買う機会は独立して会社を作るとき(1999年)だったのだが、ちょうどその頃はフラットテレビがたくさん出てきてるときで、俺は悩む間もなく25インチのWEGAを買った。もちろん大満足であったことは言うまでもない(出たての頃と違ってフラットテレビが定着してたから安かった。6万くらいじゃなかったか)その後会社を引っ越すときに25インチWEGAを自宅用にし、30インチのWEGAを買い直した。パソコン用モニタも、ソニーが一番だった。俺はこういう仕事をしていながらもまだ裸眼で1.2くらいはある。しかし、目を悪くしないため画質に関しては徹底的にこだわってきた。といってもビデオカードをMatroxにしてディスプレイケーブルをEIZOの8000円くらいのやつにしているくらいだが。ディスプレイは当初EIZOなども試したのだが、Matroxとの相性がいまいち悪かったのでCPD-G500にした。CPD-G500はまったく不満なく(3年使ったら一度写らなくなり修理、5年使ったら再度修理。そして現在は三度故障し、まったく写らなくなったが、それでも素晴らしいディスプレイだった)、次に買うのもソニーにしようと思った。そんな折GDM-F520が発売されたので、奮発してこれを購入し、仕事用のメインディスプレイにした。現在でも現役で稼働して今まさにその画面を前にしながら文章を書いているわけだが、結構もう最近動作が不安定で修理に出して使うか、それともいい加減液晶に変えるか迷っている。ソニーがPC用ディスプレイから撤退しなければ、FDトリニトロンの最新機種を買っていたのに! 返す返すも残念である。テレビの話に戻れば、俺はいつか自分で家を建てることがあったらリビングに「グランドWEGA」を置こうと真剣に心に決めていた。この前自宅で使っているプラズマ(ソニーではなくビクターのやつだ)が故障したので、新しいの買おうかという話になった。しかし、残念ながら俺の選択肢にソニーはなかった。「今買うなら松下しかないよな」と考えていた。結局プラズマはパネルの不良で無償修理してもらったので買い換えることはなかったが、自分の中でテレビを買おうと思ったときに「ソニーを買う」という選択肢がなかったことに驚いた。

さて、話をオーディオに戻そう。俺はソニーが発売してきた各種の携帯デジタル音楽プレーヤーには一度たりとも食指が動くことはなかった。1999年の初代ネットワークウォークマンが発売されるときは開発者の人に取材に行ったりもした。パソコン雑誌のレビュー記事でソニーの携帯デジタル音楽プレーヤーのレビュー記事を書いたりもした。その際SonicStageの前身であるOpenMG JukeboxをインストールしてOSが激不安定になり、再インストールさせられるハメになったりもしたが、それでも99年からずっと俺は「いつかソニーが音楽好きの俺にぴったりマッチする素晴らしいソニーならではの携帯デジタル音楽プレーヤーを発売してくれる」という期待を持っていた。

しかし、6年が経った今でもそれは実現されず、それはソニーではなくアップルというメーカーから発売されてしまった。

ソニーの携帯デジタル音楽プレーヤーにまったく心が惹かれなかったかというと嘘になる。NW-HD1は初めてソニーの携帯デジタル音楽プレーヤーと買っても良いかと思った商品だ。しかし、ATRAC3にこだわる仕様や大量に楽曲を入れたときに探しづらいインターフェース、その他さまざまな不満点が俺を購入させるまで至らせなかった。何よりも俺はNW-HD1発売時、3台目となるiPodを持っていた。iPodを捨ててまで乗り換えるだけの価値を提示してくれなかったというシンプルな話だ。

ソニーレコードもずっと俺は大好きなレコード会社であった。高校時代バンドを始めたとき、最初は当たり前だがコピーバンドだった。コピーしたのはユニコーンや爆風スランプ、佐野元春、米米クラブ。よく考えてみたらどれもソニーだ。浪人が決定したときやけくそで友人と宍戸留美のコピーバンドをやったこともあるがあれだってソニーミュージックだ。もちろんリスナーとしてはEPIC25のサイトで紹介されているようなアーティストは欠かさず聴いていた。間違いなく俺は「丸山チルドレン」の一人なのである。

だからこそ、好きだったSMEがCCCDに対して静観の構えを見せていたときは内心うれしかった。頼むからSMEだけは最後までCDで押し通してくれとも思っていた。しかし、レーベルゲートCDでそれは裏切られることになる。

レーベルゲートCDや、Sony BMG問題。そして数あるソニーのさまざまな「ネタ」を見せつけられ、そうした様々な事象をライターという立場で「論評」することになった今でも、俺の中にはまだまだ「ソニーはまだ何かやってくれるんじゃないか」という期待感がある。エアボードが示した世界観やそれを究極に押し進めたPSP+ロケーションフリーにはまだまだ限りない可能性を感じるし、もうほとんどダメになった次世代CDでも、ハイブリッドSACDがもっともっと普及して欲しいとも思っている。

いつだってソニーは革新的で新しい「価値観」を提示してくれる企業だった。「目の付け所」だけで言ったらシャープなんかよりずっとシャープだったのだ。

俺ごときが心配したところでどうにかなる問題ではないが、それでもソニーには元気な存在でいてもらいたい。早くiPodを捨てさせるような携帯デジタル音楽プレーヤーを出して欲しいし、魅力的なコンテンツを活かしたネットサービスを展開し、まったく新しいコンテンツ体験をさせて欲しい。

この期に及んだ今だからこそ俺は、ソニーに最大限のエールを送りたい。あぁここまで書いてよく分かった。俺はソニーという企業が大好きなのだ。

| 小ネタ | この記事のURI | Posted at 08時28分 |

2005年11月22日(火)

JASRACシンポジウムでしゃべってきました

ブロードバンドコンテンツの普及に向けた権利面の課題とは(Internet Watch)

それぞれ立場があまりにも違うのでディスカッションとしては論点があちこちに行ってしまいがちで、コーディネーターの大渕先生は大変だっただろうなーと思いますが、このInternet Watchの記事はすごいですね。よくあのとっちらかったシンポジウムをここまできれいな記事にまとめられるもんだと感心しました。

記事の中での俺の発言で

「現状のJASRACの規定では、Podcastingはストリーミングではなくダウンロードという扱いになり、課金が青天井になってしまう。iTunes Music Storeのような楽曲のダウンロード販売では1曲いくらという課金も理解できるが、Podcastingのようなものについては課金の上限を設けてもいいのではないか」

ってところがあるけど、実際にはこれは具体例を挙げて説明した。J-WAVEというFMラジオ局でよく放送中に流れる「エィティーワンポインスリー〜ジェーイウェーブ♪」というジングルがあるんだけど、あれはJASRACに登録された「楽曲」扱いになっている(ここらあたり見ると、ジングルが着うたとして販売されてたりするから当然といえば当然なんだけど)。

で、J-WAVEはPodcastもやっているんだけど、Podcastではこのジングルを使うことができない。いや厳密には使えるのだが、Podcastはダウンロード扱いになってしまうため、JASRACの利用規程では1ダウンロードにつき6.6円または5.5円の利用料をJASRACに払わなければならないのだ。J-WAVEのPodcastが広告が付いているかどうかはわからないけど、仮に広告料収入なしで5.5円だとして、Podcastに1万人の登録者がいたとしよう。Podcastは新しい番組がアップロードされたら自動的にダウンロードされる仕組みになっているから、1日1番組アップロードしたら、毎日1万のダウンロードがあるわけだ(厳密には違うが、ここでは話をわかりやすくするためそう仮定する)。で、利用料金を計算すると、毎日5.5円×1万=5万5000円の料金がかかる(一日複数番組をアップロードしたり、ダウンロード数がもっと大きければ当然その金額は青天井で増えていく)。1日5万5000円といったら、10日で55万円、1カ月で約165万円。1年で考えれば約2000万円利用料金をJASRACに支払わなければならないということになる(無料で作ってる番組なのに月200万円近く払わなきゃいけないなんて馬鹿げてるにも程がある)。こうした制度上の問題があるため、J-WAVEが制作した楽曲でもPodcast上ではJ-WAVEが自由に使うことができないのだ。iTMSとかMora、着メロ、着うたみたいな楽曲ごとに課金(著作権処理)が必要なサービスでは、都度課金っていうのは当然あってしかるべきだけど、このように制作者がある種プロモーション目的で「無料」で配信するようなケースは、一律「ダウンロード」という形でくくるんじゃなくて、毎月の上限額を決めるなりして対応した方がいいんじゃないの? そうしないといつまでたっても音楽業界のPodcast利用は進まないよ、という趣旨で発言したということです。

それにしてもこのシンポジウムの反応でこういうのが多いわけだけど、あまりの理解力のなさに笑ってしまう。この件に関しては他ならぬ高橋氏(テレビ局側の人)が「JASRACが真っ先に交渉に応じてくれ、1.35%という数字が決まった。これがなかったら、作業はもっと困難だっただろう」と言っているのにね。

まぁ彼らはJASRAC叩けりゃ何でもいいんだろうけど。事実がどうあれそこまで嫌われるだけのことをJASRACはしているってことなんだろうね。結局はJASRACの広報宣伝戦略が貧弱だってことになるのかも。

ただ、叩く側も単にヒステリーみたいに叩いても彼らには絶対言葉は届かないってことをいい加減認識すべきだ(「カスラック」とかそういう蔑称使ってる奴は問題外な)。JASRACがおかしいことはきちんとソース出しておかしいって言っていけばいいけど、音楽業界にはJASRACよりレコード会社の方がおかしいがために進まない部分とかもたくさんあるんだから、せめてそういうのはきちんとレコード会社叩くようにしなきゃいけない。消費者の方もそういうところからきちんとリテラシー上げて行かなきゃいつまでたっても状況変わらないよ。

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 23時48分 |

ウォークマンAの評判が散々なことになっている件について

Walkman A シリーズについての噂をまとめてみる。

やることなすこと裏目裏目に出るソニー。満を持して登場させたはずのCONNECT Playerも大変みたい。今のネットの空気としてソニー叩けりゃ何でもいいみたいな部分も微妙に影響してるような気はするけど、上のブログはできる範囲できちんと検証も行われてるし、ここ見ておけばウォークマンAがどんなものかは大体わかりそうな感じだね。

ほんと悲惨だなぁ……。もうこのモデルで挽回することは限りなく不可能に近いと思われるので、次モデル作るときは開発中のときとかに呼んでください>ソニーの偉い人

「ここ、こうした方がいいよ」とか全然無料でアドバイスしますから。いやマジで。

うわー、何があっても強力なサポーターであり続けたソニ☆モバさんまで「Good bye」宣言してるよ……。ウォークマンA、どう見ても終了です。本当にありがとうございました。

| 携帯型プレーヤー | この記事のURI | Posted at 22時27分 |

12月発売の『デジタル音楽の行方』という単行本に解説を書きました

4798110035デジタル音楽の行方
David Kusek Gerd Leonhard yomoyomo

翔泳社 2005-12-06
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今年3月に発売された『The Future Of Music』という洋書があるのですが、それの翻訳本が出版されるということで、解説文を書かせて頂きました。

通常こういう業界物の和訳っていうと日本における補足みたいなものを書けばいいのかなと思ったのですが、書かれていることのほとんどは日本にも当てはまることなので、あえてそういう解説は書きませんでした。

解説の中で書いたんですが、僕はこの本読んですっかり「音殺」の続編書く気がなくなりました。それくらい今後の音楽業界に関する様々な示唆に富んでいるし、手放しで優れた本だと言えます。音殺の終章(音楽のこれから)を面白いと思って読んで頂いた方には絶対に楽しく読める本になっていると思います。yomoyomoさんの翻訳(今のところAmazonのミスでなぜか俺も翻訳したことになってますが違います!)も素晴らしいので、ぜひぜひ音ハメ読者はマストバイでお願いしたいと。

超大物2人による帯の推薦文はここで読めますよ。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 13時12分 |

2005年11月18日(金)

ソニーミュージック(JAPAN)が今回の件についてリリースを発表

米国Sony BMG発売商品における対応に関するお知らせ(Sony Music Japan International Inc.)

XCPのCCCDが全面回収になったことを受け、Sony BMGの輸入盤CDをタワーとかHMVとか大手量販店へディストリビュートしてるSony Music Japan Internationalが対応を発表。

実は日本で海外のCCCDが全面回収になったのってこれが初めてではなくて、2001年に同じことが行われている。ドイツのBMGがHim、WestLife、FIVE、ナタリー・インブルーリアあたりのアルバムをCCCD(MIDBARのCDS)でリリースしたが、いずれも消費者からの「再生できない」というクレームが相次ぎ、結局BMGはCD-DA版アルバムとの交換に応じた。この際BMGの日本法人であるBMGファンハウスが輸入盤の無料交換に応じている。

まぁ文面は無難なところだと思うけど、これだけだと具体的にどのようなセキュリティリスクがあるのかさっぱりわからないねぇ。あとFAQのページとか一番重要な部分を翻訳して掲載しないのは企業としてどうなのか、とは思う。週明けにはもっとまともなページをアップすることを期待したい。

| CCCD | この記事のURI | Posted at 17時57分 |

2ちゃんねるに「ネットストリーミング(仮)」板が登場

ネットストリーミング(仮)@2ch掲示板

個人的にはicecastの運用についての情報交換(日本語リソース)が充実するといいなー。

| ネットラジオ | この記事のURI | Posted at 07時36分 |

2005年11月17日(木)

11月19日(土)午後 10:15からNHKラジオ「土曜ジャーナル」に出演します

土曜ジャーナル「ネットで変わる音楽ライフ」(NHKラジオ)

実は再放送ではあるのですが。9/24に放送された回の再放送が行われるそうです。今までのラジオ出演より時間長めでいろいろ音楽配信について語ってます。音楽配信がそもそもどういうものかわからないというような人(このサイトの読者でそういう人は少ないだろうけど)にとってもわかりやすい内容になっているので、お時間ある方は聞いてくださいませ。

あーあと、来週末26日(土)の夜はこれに参加します。ゆっくり話せる場所でやるらしいので、お時間ある人はぜひ。

| お知らせ | この記事のURI | Posted at 17時59分 |

Sony BMGはもうだめかもわからんね

ソニーのスパイウェア、政府・軍を含む50万以上のネットワークを汚染(Engadget Japanese)
XCP「rootkit」組み込みマシン、日本は最多の21万台?――専門家が指摘(ITmedia)
SONY BMG、rootkit的DRMめぐり訴えられる(ITmedia)
SONY BMGのrootkit的手法、集団訴訟の可能性(ITmedia)
Symantec、SONY BMGのDRM技術を悪用したウイルス「Ryknos」を警告(Internet Watch)
「穴」を広げるSONY BMGのXCPアンインストーラ(ITmedia)
SONY BMGのXCP削除ツール、批判受け配布中止(ITmedia)
ホントかよXCP日本で21万台(コデラノブログ)
ソニーBMG社CD:感染は50万以上のネットワークに?(上)(Hotwired)
米ソニーBMG:音楽CDのウイルス懸念、訴訟に発展(Hotwired)
ワイアード・コラムニスト「ソニー製品ボイコットを」(上)(Hotwired)
ワイアード・コラムニスト「ソニー製品ボイコットを」(下)(Hotwired)

「公開したrootkit削除ツール自体がかえってセキュリティホールを広げる」という身体を張ったギャグでみんなを和ませようとしたものの、シャレが通じず(ギャグとしてレベル低すぎるよね)消費者からセキュリティ関係者まで、多くの人が怒ってます。

小寺さんが指摘してるように、日本で21万台も仕込まれてるってのはちゃんとした検証が必要だろうけど、むしろこの数字が正しいのならば、ここを突いていくことでもっと大物のネタ(例えばこんな感じのネタとか)が出てくる可能性もあるよね。日本での感染はXCPのrootkitがconnected.sonymusic.comに情報を送信していることから日本で発売されてるConnecteD対応CDにrootkitが仕込まれてるんじゃないの? という指摘も出てきてる。が、名前こそ同じだけどconnected.sonymusic.comは海外のコネクトカンパニーがやってることだと思うので、日本のConnecteDとは関係ない(また、SonicStageやVAIOには入ってない)んじゃないかなーというのが現段階での俺の推測(根拠は俺の勘。いや勘だけじゃなくていろいろあるっちゃあるけどここでは割愛しておく。間違ってたらスマン)。

聞いた話だけど、この問題がこれだけ米国で毎日のように報道されている背景には、シリコンバレーが「ソニー(Sony BMG)憎しで団結している」ということがあるとのこと。まぁユーザーが同意もせずに勝手にマルウェアをインストールして、それが結果としてセキュリティホールを広げるようなことをして、傲慢な開き直りしてるんだから当たり前といえば当たり前なんだけど、これまでシリコンバレーの「悪役」であったマイクロソフトに代わって今月はSony BMGが完全な悪役になっているのだとか。まぁIT業界から見たら音楽業界は明らかにぬるい業界だし、彼らのセキュリティ意識がどんなものなのかっていうことが今回の一見で表面化したわけだから、そういう意識レベルの対立が今回の事件を際だたせているという部分はあると思うね。

日本がファッキンな東芝EMI以外CCCDをやらない方向に動いて、この問題は取りざたされることが少なくなったんだけど、その一方でここ1年くらい海外では(米国も)CCCDが増えていた。個人的にそのことは大問題だよなーと思っていたので、今回の事件はCCCDが根絶される契機になるかもしれないという「逆説的な」意味で「歓迎すべき」事態ですよ。もっともっといろいろなメディアが総力を挙げて叩くべきだし、俺も本気で叩かなきゃいけないなーと思ってる。

やはりCCCDはナンセンス以外の何者でもないし、これは「著作権を大事にする」とかそういうレベルの話じゃないのだ。いい加減CCCD問題で「著作権」を免罪符に使うのやめよーぜ。一番肝心なアーティストたちのほとんどはCCCD導入することがいいなんて思ってないんだから。


(追記)
一連のSony BMG問題をまとめたflashが公開されてますね。こういうのを誘発させるだけのことをやっているってことをどう上が自覚できるかどうかだな。

・シリコンバレーが叩いているのはプライドではなく専門家の社会的責任に対する意識という指摘が。なるほどそれは確かにその通りだ。音楽業界は今まで社会的責任とは無関係なところで商売できてきたから、ネットやITが登場したことでこういう対立が生まれているという考え方もできますわな。

・そしてまた更なる炎上ネタが。

350 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/18(金) 01:32:57 ID:0Kb4Ce9d
問題となっているソニーBMGのRootkitだが、さらにまた新たな疑惑が浮上した。 DVD JonがハックしたVLCのソースコードの一部「demux/mp4/drms.c」を盗用した疑いが持たれている。 これが事実なら、GPL違反となるのみならず、”悪名高い”DVD Jonのコードを大手企業が盗用したスキャンダルとなる。

以下盗用箇所に関する具体的な解析結果。

Breakthrough after breakthrough in the F4I case
http://www.the-interweb.com/serendipity/index.php?/archives/20051117.html
Muzzy's research about Sony's XCP DRM system
http://hack.fi/~muzzy/sony-drm/

ソース:
DVD Jon's Code In Sony Rootkit?
http://yro.slashdot.org/yro/05/11/17/1350209.shtml?tid=188&tid=158
DVD Jonとは?:
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20084873,00.htm
関連スレ:
ソニーBMG製スパイウェア、LAMEのソースコードを盗用?
http://news19.2ch.net/test/read.cgi/news/1131746213/


351 :名無しさん@お腹いっぱい。:2005/11/18(金) 04:43:51 ID:0Kb4Ce9d
自信ないけど、適当に翻訳してみた。

ソニーBMG(以下同社)のRootkit問題が発覚して久しいが、疑惑はとどまるところを知らない。問題は、先頃同社による盗用が指摘された著名なハッカー、DVD Jonのコードに端を発する。

盗用の主な論拠とされるのは、ある関数の制御フロー、すべての定数、 おまけにマジックナンバーで構成された2つの配列までもが、たったひとつの改窮された形跡を除いて完全に一致する事である。極めつけに、その配列の1つにあるrot13暗号化された文字列を復号して現れたのは、 "copyright (c) Apple Computer, Inc. All Rights Reserved."という文字列であった。 解析を行ったMuzzy氏は、Appleが法廷闘争を仮定して埋め込んだものと推測している。

さらに悪いことに、盗用とされたのはVLCの「demux/mp4/drms.c」であった。 ほかでもないAppleのiTunesに採用されているDRM「Fair Play」を回避するためのコードなのである。このコードが何をやっているか、何もしていないのかについては、今後の解析を待たねばならないようだ。

もし盗用が事実であれば、同社はGPLのみならずDMCAおよびEUCDを侵害することになりかねない。

ソース:
Muzzy's research about Sony's XCP DRM system
http://hack.fi/~muzzy/sony-drm/
Proof that F4I violates the GPL
http://www.the-interweb.com/serendipity/index.php?/archives/55-Proof-that-F4I-violates-the-GPL.html#extended
DVD Jon's Code In Sony Rootkit?
http://yro.slashdot.org/yro/05/11/17/1350209.shtml?tid=188&tid=158
DVD Jonとは:
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000047715,20086927,00.htm

XCPの技術自体ははSony BMGが開発したものじゃなくてFirst 4 Internetっていう企業に投げたものなわけだけど、組むパートナー間違えたって感じになってるんじゃないのかねぇ。しかし、CCCDの技術作る企業はMIDBARといい、First 4 Internetといい、ロクでもないところばっかだな。

| CCCD | この記事のURI | Posted at 16時53分 |

2005年11月15日(火)

クラシック・ジャズ・ワールドミュージックのサブスクリプションサービス「ナクソス・ミュージック・ライブラリー」が開始

ナクソス、月額1,890円のクラシック音楽ストリーミング配信サービス (Internet Watch)
ナクソス、月額1,890円のストリーミング音楽配信を開始−クラシック中心に165,000タイトルをWMA 128kbpsで配信(AV Watch)

発表会に出席する予定だったんですが、所用が重なってしまい出席できませんでした。すみません>関係者の方々

それはそうとかなりサービスとして楽曲数もあるし、良い感じ。飲食店とかで使われるケースとかも増えそうね。安いし。多分どこかの媒体できちんと一度は取材すると思います。

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 23時51分 |

ソニーが通常の小売店とネット通販業者に対して二重価格制で卸す

ソニーのネット業者向け価格に問題=英タイムズ紙報道(Yahoo!ニュース - 時事通信)

15日付の英紙タイムズ(早版)は、ソニーなど電気製品メーカーがインターネット小売業者への卸売価格を街中に店舗を構える小売店に対する価格より10〜15%高くしていると報じた。英国の公正取引局や欧州委員会には、ソニーの価格設定方針について調査依頼が寄せられているという。同紙によると、ネット業者と一般の小売業者に対する価格を変える「二重価格」はソニーが開始し、これに他のメーカーが追随。同紙は、ネットで買い物をする英国の数百万の消費者が「高い商品」をつかまされることになると警告した。

なんかこうなってくると、いっときの三菱自動車叩き報道みたいに、普通にパジェロが何の過失がなくても事故起こしただけで「パジェロ、炎上」みたいな見出しが付けられるような感じになってきたな。って、これは違うけど。二重価格ねぇ……。

こういうのって日本でも行われているのかね。

(追記)
上であまり否定的に書かなかったのは個人的に「二重価格って何が悪いの?」って部分があったからなんだけど、BBSとメールでいくつか情報頂きました。

こういう二重価格は結構普通に行われていて、量販店みたいに大量に仕入れるかわりに仕入れ価格安くして、小さな規模の小売店は仕入れ価格高くするみたいなことは普通の商習慣としてやっているだろうと。ボリューム・ディスカウントってやつね。

問題があるとするなら、同じような規模・扱いのお店AとBで差別的な待遇をした場合だろう、とのことですが上記記事だとそのあたりの細かい情報が書かれてないからわからないんですよね。三菱叩き思い出すって書いたのはそういう部分もあって、ソニーたたければ何でもいいじゃんみたいな風潮がメディアの中に出てきているのかな、みたいなことを何となく感じました。

まぁ日本の音楽CDに限っていうと、再販問題があるのでまた海外とは状況違うんだろうね。一番の問題はそういうリベート率の問題をきちんとオープンにして語られる機会・メディアがないってことのような気はする。

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 23時36分 |

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