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  • 音楽配信メモの更新は終了しました(2002.1.11〜2014.8.23)。

ナタリーってこうなってたのか 表紙

ナタリーってこうなってたのか

大山卓也 著 / 双葉社

ISBN:978-4575307009 / 版型:18.2×12×1.2cm
ページ数:184ページ / 定価:1080円(税込)

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2006年12月13日(水)

「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」シンポジウムの「仮動画」をアップしました

先日無事行われた「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」第1回公開シンポジウムですが、「早くパネルディスカッションの内容を観たい」という声が多かったので、当日デジカメで撮影していた動画をサイトにアップしました。

シンポジウム概要 - シンポジウムストリーミング中継動画(著作権保護期間の延長問題を考える国民会議 - thinkcopyright.org)

実際にどのようなテンションでパネリストの皆様が発言されたか確認したいという方はアクセスしていただければ。

著作権保護期間は延長すべきか 賛否めぐり議論白熱(ITmedia)
著作権保護期間、死後50年から70年への延長を巡って賛成・反対両派が議論(INTERNET Watch)

これらの記事も動画と併せて読むことで、いろいろなことが見えてくると思います。

| 著作権 | この記事のURI | Posted at 19時36分 |

2006年12月06日(水)

CDTubeの使い道

CDTube - カウントダウンチューブ

既に各所で話題になっているCDTube(カウントダウンTVのサイトからランキングデータを引っ張ってきて、その楽曲をYouTubeで自動的に探してページ内にEmbed表示させるサービス)だけど、レコード会社の人間がこれだけ見たら普通は「なんだこれは! 中国韓国の違法ストリーミングサイトよりもひどい著作権侵害横行サイトじゃないか!」みたいな反応を起こすだろう。こういう「便利」なサービスが出てくれば、そりゃ権利者の方はYouTube憎しでロビーイングして、ダウンロード違法化法案とか作ろうとするだろう。その流れはまぁ自然というか理解できる範囲。

著作権法改正についてはまた別のところで書くつもりなので今回は置いておくが、CDTubeを見て真っ先に思ったのは、「Web 2.0」とか「マッシュアップ」ということがよくわからない上司に、このサイトを見せれば「WWW上に公開された情報であるカウントダウンTVのランキングデータを引っ張ってきて、そのデータを元にYouTubeにアップされた動画を自動的に検索して、PVをページに自動的に表示させ、さらにはPV見て気に入った人はAmazonにジャンプしてすぐに楽曲が買えるシステム」がほぼ自動的に構築されているということを理解させやすいんじゃないかということだ。

公衆送信権が規定として設けられている日本でも、このCDTubeの開発者はアップロードした主体ではないので、あくまで自動的にYouTubeのデータを表示しているだけ。引っかかるとしたらTBSに著作権があるCDTVのランキングデータを転用しているところなんだろうけど、これもあくまでYouTubeで検索するときのキーとして利用しているわけで、そのまま「転載」しているわけじゃない。このあたりが著作権法上どのような扱いになるのかは興味深いところだ(ランキングデータは著作物性のない「事実」なのか「著作物」なのかという議論もあるかもね)。

いずれにせよ、現状著作権侵害の違法サイトとしてしょっぴくのだとしたら、せいぜいWinnyと同じく著作権侵害幇助で無理矢理しょっぴくしかないのではないだろうか。もしかしたら解釈次第ではEmbed表示の場合もアップロードの主体になる可能性もゼロじゃないのかもしれないが、そのへんの細かい法律論はちょっと俺もわからない。要するにこういうWeb 2.0的なマッシュアップサービスが現状の著作権法の下でどのように扱われるか、というさまざまな問題点・論点がこのサービスで浮き彫りになっているといえる。

CDTVなんて俺も久しく見ていない。実際あれをランキング最初から最後まで見るには時間がかかりすぎるし、自分が興味のない楽曲を見せられても「今こんなのが流行ってるんだね」的なことを知る以上のメリットはない。だったらネットで興味のあるものをオンデマンドでぱぱっと見られた方が時間の節約になるし、「ネット的」だ。置かれているのは商品を「宣伝」するためのPVであるわけで、自動的にその商品を(Amazonを使って)「販売」するシステムまでも整っている。だから、音楽業界はこういうサービスを見たときに怒りまくって潰すのではなく、まず最初にCDTubeが存在したことでどれだけの経済的損失が生まれたのか、あとはここ経由でCDの販売促進効果がどれだけあったのか、本気で調べてみるということから始めればいいんじゃないかと思う。それこそ作者の人に始めてからどれだけAmazonアソシエイト経由の購入があったのか聞いてみるとかね。

今の時代、PVは以前と違って「あとでDVDで発売するかもしれない動画商品」になったが、YouTubeのクオリティの画質で流れることの経済的損失(あの荒い画質のPVをサイト上で見ることでPVを含んだDVD商品を買わなくなったという人がどれだけ増えたか、ということ。俺はほとんどいないと思う)をレコード会社が本気で調べているなんて話は聞いたことがないし、ああいう消費者ニーズに見合った便利なデジタルコピーがもたらすポジティブな効果もはかった上で、あえて「この程度は不問に処す」という選択もゼロではないのではないか。もはやレコード業界だってとっくに護送船団時代じゃなくなってる。生き残りをかけてしたたかな戦略を考えたときに、むやみな権利保護強化しか道がないというのではあまりにも状況が理解できていない。

CDTubeは音楽業界の人間が今時のウェブというものをどれだけきちんと認識しているのか、ということを調べる上でとてもよくできた「リトマス試験紙」なのだと思う。

なんか数年前は音楽業界の中に、こういうサービスが登場したときに素朴に「あーあれ便利だよね。面白いよね」と言える人間が結構いたと思うんだけど、そういう人は今はどんどん独立したり、閑職に追いやられちゃったりして、本気でこういうサービスを潰したいと思うガチガチな人ばっかりになっちゃった印象がある。実際のところ、そのあたりどうなのかねぇ。

| 著作権 | この記事のURI | Posted at 09時37分 |

2006年12月04日(月)

バンドのIT化にかけられる情熱とコスト

こういう事例(コメント欄参照)を見ていると、MySpaceやYoroZooは安価でIT化にお金をかけられないインディーズバンドのページ作成代行(といっても自分のサービスの機能を使えばいいからそんな手間もコストもかからんでしょ)をどんどんネット使って売り込んで行く、ということをやればいいのに、と思った。

メジャーやセミメジャーの位置にいるインディーだけが音楽ではないし、ボトムアップを地道にやるって視点がITの人たちには欠けてる感じするよね。

| 音楽業界全般 | この記事のURI | Posted at 08時28分 |

2006年11月30日(木)

MSNがPandoraを買収

MSN Buys Music Recommendation Company(MediaPost Publications)

米国でもっとも音楽業界に対して影響力のあるネットラジオサービスになったPandora。かなりベンチャーキャピタルから投資も入っていたと聞くが、なんとMSNに買収されることに。

MSN Radioの機能に組み込まれていく(あるいは完全統合する)んだろうけど、恐らくその先にはZuneとの連携があるんだろう。ここでZuneが高い「税金」払っても、例の共有試聴機能を入れたことが効いてくる……と。アップルも本気でうかうかしてられないね。Amazonとの連携深めていくとかそっちで対応するのかな。

Pandoraについては実は音ハメできちんと書いたことがなかった。今度のMac Peopleの連載かNIKKEI NETの連載で書くつもりだけど余裕があったらきちんとこのブログでも書きたいと思う。

……ものの。


最近例の国民会議も含めて、物書く以外の仕事が忙しすぎてホントもう……。






   / ̄ ̄\
 /   _ノ  \
 |    ( ●)(●)   今日の午後29800円取る講演が
. |     (__人__)  あるのにこの時間に何も準備
  |     ` ⌒´ノ    できてないなんてありえないだろ
.  |         }    常識的に考えて・・・
.  ヽ        }    
   ヽ     ノ        \
   /    く  \        \
   |     \   \          \
    |    |ヽ、二⌒)、 

| 音楽配信 | この記事のURI | Posted at 03時28分 |

2006年11月20日(月)

「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」のシンポジウム詳細が決定しました

おかげさまでいろいろなところで話題になっている「著作権保護期間の延長問題を考える国民会議」ですが、ようやく12月11日に行われるシンポジウムのパネルディスカッション参加者が決定いたしました。

構成及び出演者

●第1部
(1)基調講演
上野達弘(立教大学法学部助教授)

(2)保護期間延長賛否意見講演
賛成の立場から:三田誠広(小説家)
反対の立場から:福井健策(弁護士)

●第2部
(1)パネルディスカッション
パネリスト:
竹熊健太郎(文筆家、編集者)
田中辰雄(慶応義塾大学経済学部助教授)
富田倫生(電子図書館「青空文庫」呼びかけ人)
平田オリザ(劇作家、演出家)
松本零士(漫画家)
三田誠広(小説家)

パネル司会:中村伊知哉(慶応義塾大学教授、国際IT財団専務理事)

※以上50音順、敬称略

(2)質疑応答・会場討論

という感じです。賛成派からは三田誠広さん、松本零士さん、反対派からは富田倫生さん、竹熊健太郎さん、経済分析の立場から田中辰雄さん、劇作クリエイターの立場から平田オリザさんと、多彩な顔ぶれになったと思います。こういう問題で真剣に賛成派と反対派が議論を闘わせる場というのはほとんどなかったですからね。

申し込みはこちらのページからできます。既に申し込み枠が残り少なくなってきているので、お早めにどうぞ。

ネット中継ですが、サーバを提供してくれる方が何とか見つかりました。何人ぐらいまかなえるかは微妙ですが100名程度は大丈夫だと思います。

また、生中継だけでなく翌日ぐらいにはネット上にファイルを置いてオンデマンドストリーミングできるようにしようとも思っています。「その時間は予定が入ってて絶対にダメ!」という方もご安心いただければと思います。

せっかくこれだけの顔ぶれが一堂に会すわけですから、シンポジウム、盛り上がってもらいたいなーと思ってます。できるだけいろいろなところでこの情報告知していただいて、来場者が増え、活気のあるシンポジウムにできればと。皆様告知よろしくです!

| 著作権 | この記事のURI | Posted at 05時16分 |

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