 インターネットには、海外アーティストのライブ音源がいたるところに転がっている。まず始めにライブ音源を探しているアーティスト名を入力し、あとは「MP3」と「Real」でOR検索(音源はMP3かRealAudio形式でアップされていることが多いので)し、次に「live」と「gigs」でOR検索しよう。
 すると、ライブ音源をアップロードしているページがわんさかと見つかった。ライブ音源の場合、場所を表す単語として「Live at」や「Live in」と書かれていることが多い。「in」や「at」でページ内検索をかけるのもオススメだ。
 Radioheadのライブ音源をMP3形式でたくさんアップロードしているサイトが見つかった。
●COLUMN
一口にライブ音源といっても、アーティストサイドがファンサービスとして自分達でアップロードするものもあれば、オーディエンス録音したファンが勝手にアップロードしている違法なものもある。権利を持たないファンがアーティストに無許諾でアップロードするのは当然違法(ただし、公衆送信権を著作権法で定めていない国に関しては、議論の分かれる部分もある。現状はグレーというか黙認状態とも言える)だが、一ユーザーがダウンロードすること自体は違法ではない(違法にアップロードされたファイルをダウンロードする行為自体は違法ではないのだ)。ただ、できればライブ音源をダウンロードした場合は、きちんとダウンロードしたバンドのCDを買ったり、ライブに足を運んだりして積極的にアーティストに利益が行くように心がけたいものだ。また、PhishやFUGAZIのようにライブ音源を積極的に自分達のサイトで販売するケースも最近は増えてきた。日本では、著作隣接権を持つレコード会社の力が強く、日本のアーティストで検索してもほとんどライブ音源は見つからない。日本でも権利を持つアーティストがライブ音源を自由に配信できるようになれば、状況は変わってくると思うのだが……。
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