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雑談スレッド
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119 名前:yukigesiki 2004/03/16 02:32
音楽業界を俯瞰してみると、販売促進、コスト削減といった企業
努力をまったくしていない業界にみえる。
マクロな日本経済でいえば、ここしばらく国内総生産はほとんど
伸びていない中で、ある分野が成長すれば、別の業界がダメージ
うけるのは当然の話。
音楽は、人にとって娯楽であり、減らせる人は簡単にへらせて、
減らせない人にとっては全く減らせるものである。
今は、通信料というものが個々の経済負担に重くのしかかり、減
らせる人は、この支出をけずって通信費にあてているのが現状で
はないだろうか?音楽バブルがはじけた年は、携帯電話の爆発的
普及、業界成長過程とかなり符合すると思われる。
特に、携帯の着メロを音楽CDの代替にしている人も相当数いる
と考えられる。(着うたといったサービスがはやるのも納得がいく)
普通の業界ならば、ここでコスト削減による低価格化、高級品と
低価格品という販売物の複層化にのりだすのであるが、音楽業界
はそうしなかった。したのは、音楽CDを法政策的に市場価値あるも
のとしている、法技術的産物である著作権法の強化である。
もっとも簡易で他者の不利益を考えない方法にでたのである。

追記
輸入権創設に対して著作権法審査の分科会では識者、消費者
団体は皆反対。賛成したのは業界だけだったという話である。
したがって勢力的にいえば3分の1(単純乱暴)の方の意見が法律
として成立することになる。こんなことがまかり通るのが日本
の立法府の姿である。
また、頒布権強化の意見をもつ学者もいることを合わせて付記して
おく。
日本ほど消費者の利益という視点からの意見が欠如している、重要
視されない先進国家は他にないと思われる。

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