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雑談スレッド
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193 名前:abk1 2004/03/30 21:47
>金子譲@子龍さん
興味深く読ませていただいています。

小倉さんのレスを引用させていただきます。
>日本のレコード会社が上記のような営業政策をとるということは、違法コピー対策以上の目的があると思われます。
についてですが、僕自身も同様の印象を持っています。
そう考えないと、音楽業界の一部がコピーコントロールディスクに執着する理由が見つからないのです。

そして、金子譲さん自身が書いておられる、
>「違法コピーは犯罪である」という意識を一般ユーザーに広める効果です。
ということが、その目的じゃないかと思っています。

ここでいう違法コピーですが、これは非常に曖昧なコトバで、明確に何が違法なのかということになるとはっきりしません。
実際、CCCDへの一般の認知は単なる「コピーできないCD」です。コピーすること自体が違法に見えます。
曖昧な部分を抱えたまま「違法コピーはだめだ」という主張だけが一人歩きすることに、危惧を感じています。
CCCDは著作権意識を広めるために「広告として」販売されていると僕は考えていて、逆にそれが問題だと考えています。
違法コピーというコトバの曖昧さを逆に利用しているように見えるからです。

音楽業界がやっていること、コピーコントロールの問題を我々に押し付け、還流防止の法制化に奔走している様は、
著作権を「企業利益を守るもの」に貶め、文化を守る基幹法規という位置付けから引きはがそうとしているように見えるのです。
著作権が「特権的利権」として扱われています。
著作権保持者だからというだけで再生保証無しで販売することが許されると彼等は考えます。
著作権法はもともと著作者の権利ばかり定めて、ユーザーの保護はしてくれません。
消費者基本法も「著作権については別枠」とされるようですから、著作権者のやりたい放題になります。
CCCDは、そうなることが当然です、という広告です。

先に、発信者側にも選択肢があるべきだと書きましたが、それは「猫も杓子もコピー禁止」にすることが文化を保護することになる、
という「誤解」が、音楽業界の「広告」によって広まることは問題だと思うからです。
結果「コピーコントロールディスクでもいいや、著作権を持ってるんだから」という意識が促進されます。
本当は、著作権者がコピーするなと主張するから違法コピーになるのに、著作権があるからコピーはいけないみたいな妙な誤解が
生まれつつあるようで、気持が悪いと感じています。
それはまさに、現在の音楽業界が一般に広めたいと考えているであろう「著作権意識」というもので、納得できないのです。

逆に僕がCDDAを支持するのは、こうした問題から逃れているメディアだからというのもあります。
扱いやすいからユーザーにも優しいですよ(w。

一応断り書きですが、僕は金子譲@子龍さんの活動方針に反対しません。
いろんなやり方があって当然だし、ミュージシャンの意見が活動に反映されることはいいことだと思います。
ミュージシャンが作品から順当な利益を得ようと考えることも、当然だと思います。

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